蒸し暑い日が続くタイ・パタヤからです。日本も本格的に暑くなる時期だと思うのですが、そんな時期にはピリッと辛いスパイシーな料理を欲したりしませんか?材料が揃わないし・・・、作る手間がめんどうだし・・・なんて思われている方にピッタリ!100円ショップでも売られているような調味料を使い簡単に作れる
ナシゴレン Nasi Goreng
ナシゴレンは、マレーシアやインドネシアの炒飯として日本でもメジャーな東南アジア料理だと思います。そのナシゴレンにも、実は種類がたくさんありNasi Goreng Kaki Lima(屋台のナシゴレン)Nasi Goreng Malang(マラン地方のナシゴレン)Nasi Goreng Gila(クレイジーなナシゴレン)Nasi Goreng Hijau(緑のナシゴレン)などなど。全部書いたらキリがない程。今回は、Nasi Goreng Belacanを作ったのですが、代用品などでも近い味に作れますので材料に代用品も掲載したいと思います ※材料の詳細は最後に掲載
① ベースになる香味野菜を洗って準備します。にんにく・バワンメラ(玉ねぎで代用可)・唐辛子。トマトは私が好きなので使いましたが、入れなくてもOK
② ①の香味野菜に塩を小さじ1/2程加えクロックを使い潰します(クロックがない場合、ミルサーなどで細かくピューレ状にする) ※みじん切りでも可ですが風味や味わいが違ってきます
③ 具材を切る。冷蔵庫に余っている野菜や好きな野菜でOK。上の写真はキャベツ・16ササゲ・大きい唐辛子(プリック・チーファー)を使いました。小松菜や人参、ピーマンなども合うと思います
ごはんと卵・塩を揃えたら全材料勢揃い!手前に切った野菜・クロックの中はベースになる香味野菜・右上は下のタッパーに砂糖・上にイカンビリス(小魚)とブラチャン(カピで代用)・後方にナンプラー
④ ここからは調理。多めの油でイカンビリス(小魚)を揚げ焼きにし皿に取り、同じフライパンで目玉焼きを作り皿に取る ※日本で作る場合だとイカンビリスよりも鶏肉を具材に使うと簡単だと思います。鶏肉を使用する場合は、唐揚げの残り物でも可。又は酒蒸しにし割く →☆鶏肉の酒蒸しの作り方は こちら
⑤ 大さじ2(もっと多くても)程の油で①の香味野菜とブラチャン(省いても可)を炒める。 ※本場では揚げる感じで作られる調理法が多く、揚げ終わったら余分な油を捨て作られています
⑥ ⑤の水分がなくなりペースト状になったら、塩・砂糖小さじ1/2ずつを加え、④の香味野菜も入れ炒め合わせる
⑦ ⑥の野菜がしんなりしたらごはんとイカンビリス(又は鶏肉)を加え混ぜ合わせ、ナンプラー・オイスターソースで味を整え味見をし、少し味が足りない場合は塩で調整しお皿に盛り付けて出来上がり
赤と緑が入る事により、彩も綺麗なナシゴレンに仕上がりました。ジュルックニピス(柑橘系)をキュッと絞ればさらに食欲が増すこと間違いなし!実はこのナシゴレン、晩酌のつまみ用に作りました。トップ画像の写真のナシゴレンは、余った物を温め翌昼のランチにしたナシゴレン(;´∀`)
ナシゴレンの他にヤムプラームック(タイ風イカのサラダ)も作り、後は残り物でちょっぴし手抜きな晩酌のおつまみになりました。☆ヤムプラームックのレシピはこちら
ナシゴレンはピリッと辛旨なので、ビールにもぴったり!小さいのをひとつ作れば2人分の晩酌のおつまみにちょうど良いサイズ。日本の炒飯も旨しですが、スパイシーなナシゴレンも乙な味!日本でもナシゴレンの素が売られていると思いますが、ナシゴレンの素には化学調味料などを使われている物もあり、自分で味の調整が出来るのもポイント!
ナシゴレン(Nasi Goreng Belacan) 材料
2人分 調理時間(約15分)
冷ごはん 茶碗2~3杯分
にんにく2~3カケ
バワンメラ5~7個(玉ねぎ1/2個で代用可)
生唐辛子 好きなだけ(鷹の爪で代用可)※鷹の爪を使う場合は水で戻し柔らかくした方が潰しやすい
トマト1個 (省いても可)
具材にする好きな野菜
イカンビリス ひとつかみ (鶏肉や海老なども美味)
卵 2個
塩・砂糖 各小さじ1/2
ブラチャン 親指2本分(省いても可) ※ブラチャンとはマレーシアの海老の発酵ペーストの名称。タイではカピ、インドネシアではトゥラシ、ベトナムではマムと東南アジアではよく使われる
ナンプラー 大さじ1
オイスターソース 大さじ1/2
※調味料は目分量なので味見をし調整してください
今回作ったナシゴレンはマレーシアのNasi Goreng Belacanですが、インドネシアでも同じようなNasi Goreng Sambal Terasiというのがあります。インドネシアのナシゴレンには、kecap manisと呼ばれる甘いソースやtomat saus(トマトケチャップ)などがよく使われる調味料かと思います。が、日本でもタイでも簡単に手に入るナンプラーやオイスターソースを使うレシピもあり!
簡単に手に入る材料でナシゴレンをお試しあれ