ベトナム自炊生活30 コールラビ(蕪甘藍)で無化調のおでんを作ってみた!

日本はすっかりお正月気分も終わった頃だと思いますが、こちらベトナム・ホーチミンでは2017年1月28日が日本の正月にあたるテト(旧正月)。何年か前にベトナム・ニャチャンで迎えたテトは、宿難民になったという苦い思い出

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ホーチミンの街もテトの雰囲気が漂い、お飾りや花が色鮮やかに並んでいる今日この頃。今年は無事、何事もなく爆竹音と大音量のカラオケの歌声を聴くだけで済んだらよいな~と今からビクビク(;´∀`)

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コールラビ

そんなテトへ向け準備が進むホーチミンなのですが、市場には相変わらず日本ではあまり見かけない野菜がたくさん売られています。この蕪みたいな野菜はコール(キャベツ)・ラビ(蕪)というドイツ語が語源だそうで、和名は蕪甘藍(カブカンラン)。ふさふさの元気の良い緑色の葉っぱ付きのを選んだのに、市場のおばちゃんに袋詰めしてもらう際に有無も言わずちょんぎられてしまったかわいそうなコールラビ(;´∀`)

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コールラビの浅漬け

残された葉っぱも生かし浅漬け!シャキシャキした食感も残り美味。コールラビはその他サラダで食したり、煮物やスープ・炒め物などクセがなく、何とでも合う使い易くヘルシーな食材。ホーチミンの市場では2個4,000vnd~と安価なのも嬉しい 

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なんちゃっておでん

コールラビは茹でても栄養分がそんなに落ちない野菜だそうで、おでんにしてみようか!冬休みを利用し東京から遊びに来てくれた友人が昆布出汁とかつお節をお土産で持ってきてくれたし、ちょうど大根がないしとのヒラメキで作った一品。練り物はあいにく冷蔵庫になく有り合わせですが、頑張って無化調(No MSG)!! →☆レシピは最後に掲載

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春菊ともやしの和え物

おでんの箸休めにと作った一品。ナムルっぽくもありますが、にんにくは使わず生姜を使用。実は、もう20年位前なのですが、大阪・鶴橋で大量に購入したキムチが冷蔵庫を占領し、匂いも味も受け付けなくなってしまったキムチ。それに連動しナムルも苦手になってしまい、生姜だとあっさりでたまに作ったりします →☆レシピは最後に掲載

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まだお日さまが高い内からカンパーイ!!

おでんっぽい物は朝から煮ただけあり、味がしみこみウマウマ。イオン(タンフーセラドン店)で購入した和からしをつけると最高!!昆布出汁とカツオの出汁が堪りません!(^^)! おでんって暑い気候で食してもホッとしますね

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以前旅したインドネシアのローソンで見かけたコンビニおでん。練り物ばっかり!!でもスープは日本のコンビニおでんのスープに似ていた記憶。食してみれば良かったな~。ホーチミンのファミマやミニストップにもコンビニおでんが売られているのですが、スープが赤い(;´∀`) いつも試そうと思いつつまだなんです・・・

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今朝、作ったおでんを朝ごはん用に温めなおす際、冷蔵庫にたくさん入っていたチンゲン菜も入れてみました!以外にこれも合います


ベトナムで作るおでん レシピ

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約4人分

【材料】

コールラビ 1個

豚ブロック 250~300g ※好みで鶏肉でも可

ゆで卵 4個

厚揚げ 1枚

きのこ 好きなだけ ※省略可

チンゲン菜 好きなだけ ※省略可

※おでん種は冷蔵庫にある物を使用。人参やじゃがいも・里芋などの他、練り物やタコなど入るともっと美味しく出来上がると思います

【おでんの出汁】

出汁昆布 20cm

かつお節 1パック(2.5g)

干し椎茸 8枚

水 約1500cc

【味付け】

砂糖 ひとつまみ

塩 小さじ1/2

醤油 大さじ1/2

※日本酒の料理酒があれば、料理酒を300cc程使い、その分水の量を減らし、砂糖は省く

下準備

●昆布出汁を乾いた布巾でサッとふき、鍋に水を張りつけて置く

●干し椎茸を水で戻す ※急ぎの場合は耐熱容器に干し椎茸と同じ分量の水を入れラップをし電子レンジで3分(500w)

●コールラビは皮を剥き、8等分にし水から柔らかくなるまで茹でる

●豚肉を一口大に切り、爪楊枝か竹串にさす

●ゆで卵を作って置く

●厚揚げに熱湯をかけ油抜きをし、好きな大きさにカット

調理

① 出汁昆布の使った鍋に火を点け、沸騰直前に出汁昆布を取り出しかつお節を入れ火を消す

※取り出した出汁昆布は適当な大きさに切り分け結ぶか爪楊枝にさす

② かつお節が沈殿したらかつお節を濾す

※私はめんどうなのでこの工程は省いていますが、濾した方がえぶみや苦みが出ずキレイな出汁になります

③ ②の出汁を沸騰しない程度の火にし、豚肉を入れ豚肉が柔らかくなるまで弱火で煮る (10分程度)

④ ③に干し椎茸(戻し汁も)を加え、味付けの調味料を入れ、味見をしやや薄いと感じる味付けに調整

⑤ ④の出汁を500程ボールに取る

⑦ ゆで卵・茹でたコールラビ・①で取り出した出汁昆布を④の鍋に入れ、沸騰しない火加減で30分程煮る

⑧ ⑦に厚揚げも加えさらに30分程、沸騰しない火加減で煮る

⑨ ⑧の火を消す少し前にきのこを入れ火を消し3時間程放置

⑩ 3時間程放置した後に、火をつけ沸騰直前の火で5分程煮て、味をチェックし調整し火を消す

⑪ 食べる直前に温め直し、コールラビの葉やチンゲン菜をサッと煮て出来上がり

※③の工程以降、灰汁が出ますので、その都度灰汁をすくうとクリアな出汁に仕上がります

※和からしか又は、味噌を出汁と砂糖を加え火にかけ甘味噌を添え食す

※火加減は常に沸騰させない火加減に気を付ける

調理時間:約半日(煮込みの時間を含むとかなりかかってしまいますが、下準備をしてしまえばあとは放置が多いので思うより簡単に作れます) 材料費:約55,000vnd(友人のお土産の出汁昆布&かつお節があったので安価で出来上がりましたが、ホーチミンで出汁昆布&かつお節を購入して作るとなると3倍程の価格がかかるかもしれません?)

☆出汁の素を利用してタイで作ったおでんのレシピはこちら


春菊ともやしの和え物 レシピ

【材料】

春菊 一束 ※適当な大きさに切って置く

もやし ひとつかみ

【和えたれ】

塩 小さじ1/4

醤油 小さじ1

ごま油 大さじ1~2

すりおろし生姜 親指大1分

輪切り唐辛子 1本分 ※省略可

① 和えたれをすべてボールで混ぜ合わせて置く

② 鍋に湯を沸かし沸騰したら小さじ1 程の塩入れ、もやしから入れ再沸騰してくる寸前に春菊も入れサッと茹でてザルにとる

③ ②の春菊ともやしの粗熱が取れたら水気を絞り①の和えタレで合わせ、味見をし薄ければ塩足し出来上がり

調理時間 約5分 材料費 約6,000vnd

※ベトナムの市場で売られている春菊は土や泥・虫や雑草も混ざっているのでしっかり水洗いする。もやしも3回は水洗いした方がベター

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