【札幌・南6西13】濃厚煮干しソバ&らーめん・和え麺 “井さい”

雪が降るとは思わず中島公園へ散策にでかけたある日の札幌

同じ場所からでも毎度眺める風景が異なり、何度でも足を運びたくなります

公園を楽しんだ後、当てもなくぶらぶら歩いていると雪がチラつきはじめました

段々勢いを増して空から舞ってくる雪

こうなったら雨宿りならぬ雪宿りも兼ね温かい一杯を啜ろうと、以前から訪れてみたかったラーメン店を目指します

井さい

日本の北海道【札幌】旅行記の地図の261番へ

日本津々浦々から取寄せられた厳選煮干し使用の煮干し系ラーメン店

近くを通りかかると数メートル手前からでも漂う煮干しの香りに、かれこれ1年以上も魅了されていたのですが

井さい メニュー

店頭に置かれたメニューの左上にはつけ麺が君臨し、つけ麺が食べたくなる春~夏の時期になったらと思っていたら、いつの間にかまた冬になり

つけ麺推しの店だろうけれどもラーメンから試してみることに

店内

東京で修業をされたという店主がカウンター内の厨房で腕を振るいます。そして、壁には本日の濃厚煮干しらーめん度数が張り出され、訪れた日は96%

歩道からもガラス越しに中の様子がはっきり伺える清潔感ある明るい店内は、カウンター5席・4人掛けテーブル席×2卓とこじんまりしていますが

ゆとりのある空間に感じます

特製濃厚煮干しソバ ¥950

さて、あっさりした煮干しラーメンを欲していた相方は、メニューを見て落胆

“濃厚だけか~、と少し気分が落ちてしまう中で着丼を待ち、いざスープを飲んでみると意外にも程よい濃さの煮干し度で、濃厚と言う名称は付いているが後味スッキリあっさり!バランスの良い煮干しスープに好印象” by相方談

一見茹で卵に見えて実は味が付いている味玉は、割ると黄身がとろーりとしたたる感じだったのでスープに混ぜないようにレンゲの上で割って食べたそう

濃厚煮干しらーめん ¥800

一方私は、店頭のメニューに“「飽きない旨味」を追求”と添書きがあった“らーめん”をオーダー

所謂セメント系煮干しラーメンを想像していたのですがそこまで色は強くなく、万人受けしそうな色のスープで美しい丼顔

若干ひからびたトッピングの葱が美しい盛りだけに残念に感じます

合わさる麺はスープにマッチした”さがみ屋製麺”の中細ストレート。固めの茹で加減でパツンとした歯切れ

そして、柔らかく口の中でとろけるチャーシュー

“ソバ”とは異なり“らーめん”はメンマ等は入らず、そこそこの量の角切り玉ねぎがトッピングされているのですが、塩梅良い辛味ならば良いアクセントにもなりますが辛味が強過ぎて反って雑味に感じてしまいました

和え麺 ¥200

そして、横浜滞在の際に『丿貫(へちかん)』で試し損ねた和え玉にそっくりな一品を見つけ小躍り!

マレーシアの客家麺の味を予想していたのですが、実食してみると味の前に麺が固過ぎて…。試しにらーめんの残ったスープでつけ麺風に食べてみましたが、そのまま食す方がベターかも

卓上の“レモンが入った酢”などを加えると食べやすくなった気がします。その他、味変アイテムには変わり種の“井さい特製八味”も並びます

そうそう、器は一般的な日本のラーメン店のラーメン鉢よりはやや小さ目ですが、ボリュームはありました

さて、店を後にする際は入店時よりも激しく雪が舞い、雪宿りも兼ねての訪麺でしたが敢え無く失敗

ですが、BGMは躍動感のある三味線が流れ『井さい』だけに札幌で異彩を放つラーメン店へ訪れるきっかけになり

結果オーライ

それにしても雪の降る日には、力強い”井”の字の暖簾が一段と際立ちますね!

ここからは雪の降る前の中島公園から井さいまでの道のりをプレイバック。まずは井さいの近隣の住宅街

年季の入った建物も多く目に留ります

山鼻温泉 屯田湯旅館

日本の北海道【札幌】旅行記の地図の262番へ

老舗温泉銭湯を無人ホテルにリニューアルされたそうで、各客室には貸切温泉付き。銭湯時代に使用されていたタイルやシャワーヘッドなどをそのまま残してある客室なんだとか

寄り道せずに歩けば、中島公園まで徒歩で20分強。冬は+10分は必至

静寂の雪景色にうっとりしていたのも束の間、冬でも元気いっぱいの札幌のカラスたちの鳴き声が!

今の時期は頭を蹴られたりの襲撃はないので、まいっか


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