昼過ぎから何日かぶりに雪がしんしんと降る札幌
北海道の冬の天候は道外出身の私には天気予報のマークに湿雪と乾雪がある七不思議
キティちゃんのアニマルバリケードに付いているのは湿雪
さらさらのパウダースノーは乾雪が降った後の風景
実際に肉眼で見て見ると違いがはっきり分かります
真たち(真鱈の白子)
さて、雪もですが海の幸も北海道で初めて知る物が多く、例えば『真たち』。私の出身地では白子と呼んでいた物
北海道や青森では白子の事を『たち』と呼ぶそう
たちぽん
近所のスーパーの鮮魚コーナーに『たちぽん』のレシピが書かれたポップが貼ってあり、これは簡単!と購入
下処理をしつつ思い出したのがぽん酢を買い忘れたという失態
鰹節と醤油・酒・酢で作った即席自家製ぽん酢で何とか凌ぎ、プリっとした食感とクリーミーな舌触り、そして磯の香りが合さり酒が進む逸品が完成
山法師 純米超辛口原酒生酒
合わせた酒は山形の酒蔵『六歌仙』の山法師
数種類ある山法師の中から、超辛口でお酒本来の味わいが楽しめる原酒が決めてで購入したこちらはピリッと辛い中にもフルーティーさをも持ち合わせ
すっきりした後味で飲み飽きしない味わいで大ヒット!
蔵元直送の地酒専門店 酒舗 七蔵(津畑商店)
原酒は蔵元などの一部でしか販売はされていないと聞きますが、何気なくみていたGoogle Mapsで日本酒の取り扱いが多いとの口コミを見て訪れてみた
『七蔵』に山法師も並んでいました
真たちの他、タコの頭とトロ鰹の刺身にウドで2品(ぬた・きんぴら)に
春菊のお浸しを肴に
外は寒いですが室内はポカポカな札幌での晩酌タイムは酒が進み過ぎました
さて、また別の日の札幌での晩酌タイム
この日は道産の刺身用のホタテの剥き身が手頃な価格で、生ホタテを捌いた事がなく手間取りながらも刺身と肝の酒蒸しを肴に作りました
ウロ・エラ・ヒモ・貝柱・生殖巣を分ける作業は割合簡単でしたが、ヒモのぬめりに悪戦苦闘
塩揉み後に水洗いを3回程繰り返したのですがヌメリが取れない気がし、かと言ってやり過ぎると味がなくなるとも思い塩梅に難航
実食してみると磯の香りが抜ける事なくコリコリの食感でホッ
吟風国稀 純米
ホタテの肝(白子・卵子)は酒蒸しにしたのですが、これもまた酒の良い肴に!
合わせた酒は日本最北端の北海道・増毛町の酒蔵『国稀酒造』の吟風国稀。増毛町という地名を初めて地図で見た時、え?ぞうもうって町がある!とビックリしたのですが
増毛(ましけ)の地名の由来は、アイヌ語で『かもめの多いところ』という意味合いだそう
北海道はユニークな地名が多いですね!
二世古 特別純米酒
さて、また別の日の札幌での晩酌タイムの酒は、これまた地名の読みが難しい北海道・倶知安町(くっちゃんちょう)『二世古酒造』
北海道産酒造好適米『吟風』60%の特別純米酒(黄色ラベル)は、日本酒度+8ですがそこまでの辛口には感じず
酸味と旨みのバランスがとれた中辛口の酒
吟風は、二世古・国稀の他、千歳鶴(札幌)や金滴(新十津川)・高砂(旭川)・男山(旭川)と購入した事がある北海道の酒蔵では必ず目にする好適米
同じ好適米を使用した酒でも味わいはその酒蔵により異なり、吟風を使用した北海道の酒の飲み比べも楽しいかもしれませんね!
個人的には、北海道の酒蔵で一番好みの酒は国稀
函館産のイカの刺身には、やはり北海道産の酒がよく合います!
本わさびではなく山わさびの方が函館のイカには相性が良いらしく、次回は山わさびで頂いてみたい!
という気持ちは山々なのですが、イカが高値でいつになるやら…
イカのわた焼き
イカの肝と日本酒・醤油を混ぜ合わせた上に耳とゲソを入れホイルに包みトースターで焼いた一品も、日本のイカを食す醍醐味
と言うのも、タイでも鮮度の良いイカが手に入り時よりイカ刺しを造り食したのですが、どの種のイカも肝なしだったのです
そんなこんなの札幌での自炊生活での晩酌タイムの魚介の調理は、道外の日本の他の地域や東南アジアと比べてみると
ヌメリとの闘いにも感じますが、新しい味と調理法も覚えられ一石二鳥
そうこうしている内に今日も晩酌の調理タイムがやって来ました!
ベランダから外を眺めるとイイ感じで雪が積もり、明日にはこんなパウダースノーの風景が見られそう
丁度、さっぽろ雪まつりの大通・すすきの会場の開催初日に、天からの恵みの様にも思う札幌より自炊レポートでした!