空は曇っているのに非常に蒸し暑く、北海道じゃらんに掲載されていた“すだちそば”を食べに行こうとなり出掛けたのですが、生憎の臨時休業
近場に蕎麦屋はあったかな?と、思い出したのが
そば切り さか田
北大至近に所在し学生をメインにした蕎麦屋?とも思い一瞬躊躇しましたが、口はもう蕎麦の口になっていた事も手伝い入店
店内
間口は狭いですが奥行きがある鰻の寝床のような造りの店内は、予想とは裏腹にジャズが流れる落ち着いた空間
パッと気分が明るくなるような生け花も飾られ、店内の客層を見渡すと落ち着いた年代の方々ばかり
非常に清潔感があり、ホールスタッフの対応も丁寧で、良い意味で予想が外れ清々しい蕎麦屋でした
さか田のランチセット
店頭に掲げられたいたランチセットを入店前に拝見したこともあり、相方と各々この中からオーダー ※オーダーは口頭ではなく券売機
辛味せいろセット ¥900
相方は“辛味大根の絞り汁”で蕎麦を食す辛味せいろ+おにぎり
まずは蕎麦のみを啜ってみると、綺麗な二八の細麺は“道内産石臼挽き蕎麦粉”を使用されているそうで、蕎麦の旨味が口の中に広がる喉越しの良い蕎麦
そして、強い辛味が特徴的な辛味大根の絞り汁のみで蕎麦を食すも良し、蕎麦つゆや味噌も添えられており食べ方は自由自在
相方は少しづつ味変させ楽しみながら食していました
この日の気候にピッタリなピリッとした独特の辛味大根の味が蕎麦の旨味を引き立てスッキリした後味で
思い出すとまた食べたくなる魅力的な蕎麦
ガゴメとろろセット(冷) ¥930
私は、ガゴメって何だろう?と興味が沸きオーダー。帰宅後に調べてみると
がごめ昆布とは
ガゴメは、主に函館東海岸に生育している大変珍しい昆布の一種です。
葉一面に複雑な凹凸模様を持つがごめ昆布は、その籠の目のような姿から「がごめ昆布」と言われるようになりました。
相方と同様に一口目は蕎麦のみをいただき蕎麦本来の味を楽しみ、続いてガゴメとろろに蕎麦つゆを注ぎ啜ってみます
ねばねばコンビのガゴメ昆布&トロロに鰹の風味がよく効いた蕎麦つゆが旨し蕎麦をコーティングし、口の中に広がるハーモニーが堪りません
ここ最近の札幌で食した蕎麦屋の中で蕎麦つゆが一番好みの味で、より一層美味に感じました
ガゴメパワー!! |
炊き込みご飯
ほんのり甘みがあり、牛蒡・鶏肉・椎茸など綺麗に切られた具材がたっぷり。炊き具合も塩梅良く箸が進みました
香の物の味も好みで箸休めにもぴったり
満足度の高い蕎麦をいただいた後の蕎麦湯もホッとする味わいで、十全十美とも感じる蕎麦ランチでした
ごちそうさまでした
寛ぎながら蕎麦を味わえる細やかな配慮がある店内は、美味な蕎麦の味を一段と引き立てているようにも感じられ
シンプルにまとめられた卓上もイイですね!
さか田のデザート
そして、甘味が好きな方は食後に蕎麦のデザートも楽しめます
私たちはこのメニューの中の『そば茶』にロックオン
北海道産100% そば茶 ¥600
そばの実を焙じた香ばしい香りと味わいが堪らないそば茶
毛細血管を活性化させ血の巡りを良くする効能があるといわれ冷え性の改善・生活習慣病を予防する効果が期待できるといわれています
ひっきりなしに訪れる来客でお忙しい中、女将さんが美味しい飲み方の伝授をしてくれました!
先月、札幌・清田区の蕎麦店で購入したそば茶は長野県産
もう少しで無くなりそうな所で、今度は北海道産のそば茶を偶然見つけられラッキー
北大イチョウ並木
美味しい蕎麦ランチと欲しかったそば茶を購入でき、ホクホクで『そば切り さか田』を後にし、すぐ近くの信号を渡ると“北大イチョウ並木”
蒸し暑い日でしたがイチョウ並木の下はひんやりした風も感じ、短い札幌の夏を感じれる気分でもありました
そば切り さか田 メニュー
お店の雰囲気に似つかわしくない気もする券売機制ですが、コロナ禍の今はこのスタイルの方がベターかもしれませんね!
次回は天ぷら系も食してみたいです!
温かい蕎麦もあり
月替わりメニューも必見
相方の憧れ”昼から粋に蕎麦と酒を愉しむお客様”もいらっしゃり、地元に根付き愛されている蕎麦店だという雰囲気も感じられました
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『そば切り さか田』から北へ徒歩約3分ほど。今年食した札幌の味噌ラーメンの中で断トツの美味しさだった『麺や 廉』
北12条(北大至近)を訪れたならばおすすめです!