真夏のある日の札幌での朝。”円山動物園に行きたい!”と、突然の相方からのリクエスト。暑い日に動物園は過酷だよね…(私の心の声)
まいっか、円山に行ってみたい蕎麦屋があるから蕎麦を食べてから考えよう
香季 清流庵
円山の住宅街の裏路地にひっそりと佇む隠れ家的な雰囲気の蕎麦屋へ正午を少し回った時間に到着
店内
玄関で靴を脱ぎスリッパに履き替え入店します
店主がお一人で切り盛りされている一軒家を改装したような造りの店内には、先客が3組いらっしゃりお忙しそうにされていました
空いていたカウンターに腰掛けると、後方のテーブル席の先客の方は食事は終わっており、いつ席を立とうか?いつ店主に声をかけようか?と会計待ちの様子
10分ほど経過したところで配膳が済んだ店主に声をかけ無事に退店
その後、私たちは次の先客の配膳が終わるまでカウンターに座りじっと待つと、漸くお茶・お冷・おしぼりと甘酒がサーブされ
そして、オーダーも完了!
香季 清流庵 おつまみメニュー
メニュー表と睨めっこする時間は十二分にあり、じっくり眺めながら興味を持ったのは“そば豆腐”
ランチタイムなので蕎麦以外のオーダーは断られるかと思いきや、すんなりオーダーが通りました
オーダー時に後客が無かったのも功を奏でたのかもしれません
そば豆腐 ¥300
さて、オーダー後に割と早くにサーブされたコロンとした可愛らしい球体の“そば豆腐”
もちっとした生地と粒状の蕎麦の実が合わさりトッピングには揚げ蕎麦の実!?のサクサク感が加わり、非常に美味な出汁がはられています
味は勿論の事、食感も楽しめる逸品
天せいろ ¥1,200
そして、待ちに待った蕎麦が着膳
札幌の他店より良心的な価格でボリュームのある天せいろは、天つゆ付きなのも嬉しい。というのも札幌では天つゆが無く蕎麦つゆも一緒くたの蕎麦屋も多く見かけるのです
甘酒のサービスもそうですが、随所から店主の拘りが伝わります
深い香りと甘みの蕎麦は滑らかで舌触りが良くしっかりしたコシ!
アスパラやピーマンなどの夏野菜を中心に一体何種類の野菜のが並んでいるんだろう!?と圧巻のボリュームの天ぷらは奥に隠れている海老天は1本ですが
大きく十二分な量
どれも薄衣でカラッと揚がった天ぷらは胃もたれ無しの味!
全神経を集中させ蕎麦を茹で、天ぷらを揚げてくれている様に見受けられた店主の姿が味にプラスされ、素直に美味と思えた味に対し”美味しかったです”と会計時に伝えると
まだお若い店主が、はにかんだような表情で応えてくれたのも印象的
一方、相方は途中から蕎麦に集中できなかったようで…
というのも、蕎麦を啜る中で訪れた後客が店主に質問するも、店主は調理に集中しており接客に気が回らない様子
その接客で大丈夫かな!?と心配になったそう
個人的には当事者ではなくコントのようなやり取りで吹き出しそうになりつつも然程気に留める事なく蕎麦を啜りましたが
相方の様に蕎麦の味に集中できなくなる場面に遭遇する場合があるかも!?
お一人で切盛りされているが故に、オーダー取り・調理・配膳・会計・下膳・洗い物と一人で全てを捌かなくてはならなく
蕎麦に対し真摯に向き合う店主の後姿は好感が持てる一方で、余裕がなく不器用な姿にも映りました
他店とは異なる目を引く湯筒に入るとろみのある蕎麦湯も美味で、最後まで蕎麦を美味しくいただいたのですが
待ち時間・清掃面・接客などのマイナスポイントもあり
味が良いだけに非常に勿体なく感じました
今まで苦手だった甘酒が清流庵の甘酒で一気に好きな部類に昇格したりと、味に関しては本当に文句のつけようがないのです
時間に余裕があり、尚且つ、飲食店での接客面・衛生面を気にされない蕎麦好きの方にはお勧めです!
尚、オーダー・会計はタイミングを見計らい、複数で訪れる場合は会計はまとめて支払う方がベター(先客2組のグループが別会計だったのを見て感じました)
パン酵房fu-sora (北海道・遠軽)
さて、蕎麦屋を後に円山を散策した後、マルヤマクラスへ入ると1Fのワインショップ円山屋に並んだ“天然酵母・週に1度の入荷”の文字にロックオン
チャイブとごまのパン ¥360
数種ある中からおつまみにもなりそうなパンをチョイス
早速、その夜の晩酌のおつまみの一品に食卓に並べました
セイヨウアサツキ・エゾネギの別称を持つチャイブと胡麻の香りに加え、天然酵母独特の食感・香りがパンにプラスされた格別な味わい!!
感じの良いスタッフの対応のワインショップ円山屋には、種類豊富なワインが並び一本一本手書きで味わいの添書き付き!
次回は遠軽の天然酵母のパンもですがワインも購入してみたくなりました
香季 清流庵 メニュー
定休日・駐車場の案内
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楽しんでいたのは相方のみで私はぐったりだった記憶が回顧し、冬まで延期してもらいました!