函館が開港した1859年から42年後の1901年に『阿佐利精肉店』と共に創業されたという老舗店は、歴史を感じられる純和風建築の外観が目を引きます

前回ウォークインで撃沈した教訓を生かし今回は予約済みでの訪問
店内の様子

引き戸を開けると丁寧なお出迎えをして頂き
靴を脱いで階段を上がります

中庭の見える廊下を歩き

案内された席は
子供の頃に田舎のおばあちゃん家へ訪れた様な何とも古めかしい座敷席

全ての席が個室だそうで欄間は空いていますが隣席の声などは全く聞こえず
まるで自宅の様に寛げる空間
阿佐利本店 ランチメニュー
平日限定 11:00-13:30(LO13:00)

ランチメニューは1種類のみ
+追加肉 or コロッケのオーダーは可能

予約時にメニューの案内がありランチセットでという事での利用なので直ぐに料理が登場かと思えばそんな事は無く
15分位は待ったかな?
すき焼きランチセット

牛すき焼き・ご飯・みそ汁・香の物・シャーベット

まだ熱々ぐつぐつの状態でサーブされたすき焼きは、価格以上にお肉がたっぷり

相方は大好物ですが実は個人的にすき焼きを好んで食す方ではなく更に卵にくぐらせて食すのも苦手
なのでまずはそのままいただいてみると
あら!柔らかくて美味しい

相方が卵も抜群な味だから!というので濃い目の味なのでその方がベター?と思い
豆腐をくぐらせパクっ
うーーん!堪りません

お肉の味が浸透した甘くて柔らかな玉ねぎも◎

ビックリするほどの極細糸こんにゃく!

椎茸もイイ味!

そして何よりもこのお膳で1番輝いていたピカピカの白飯!
ルックス同様に味もピカ一ですき焼きの甘辛いタレが絡むと頬っぺた落ちそうなほど

函館では遭遇率が高いのものの昨今ではレアな香の物の沢庵は歯応えが良く出汁の効いたみそ汁と共にこのお膳の名脇役

濃厚ながらもしつこくさは無く新鮮な卵ともベストマッチだった函館・阿佐利のすき焼き
白菜ではなく札幌滞在中によく食したしろ菜が入っていたところも北海道らしく感じられ◎
尚サーブ時はボリュームが足りない気もしましたが食べ終わる頃には丁度良く追加肉なしで正解でした
揚げたてコロッケ

じゃがいも大好きポテトボーイの相方が見逃すはずもなくコロッケもオーダー

“細かめの衣が思ってた以上にしっかりサクサク!そして中はホックホク。
提供時に「塩だけの薄めの味付けですので」との事で卓上にソースがありましたが、何もつけなくても十分美味しい。
少し甘さを感じたのは牛肉から出た旨味なのかもしれません。すき焼きと食べるにはちょうどよいサイズで満腹になりました。” by相方談
柚子のシャーベット

食事が終わり御膳を下げていただいた後の提供

柚子の香りと旨味がギュッと詰まったさっぱりした味わいですき焼き後にベストなデザートでした
ごちそうさま

苦手意識はどこへやらの満足度の高いすき焼きと共に好印象だった終始丁寧な対応のスタッフ

そして年季の入る家屋で頂けたことにも価値がある様に思います

函館出身のアーティストGLAYのTERUさんが紹介されてから予約がなかなか取れなくなったと何かで見ましたが

元々味が確かな老舗店だからこその人気店!

予約してでも訪れてみる価値あり!

ラッキーな事に今回は当日予約(11:30)で席が確保できました
周辺の様子

さて外へ出ると青空が広がり

大満足なランチの後なので余計にウキウキ

入店前はこんなにどんよりした雪空だったから尚更

この日はランチ前だけの散策で終わりだろうと思っていたので

少しだけベイエリア界隈をランチ前にぶらりとはしたのですが

まさかの青空で

『すき焼きあさり』前からあさり坂をのぼってみました!

更に進むと今まで見た中で一番巨大な氷柱を発見!

そして降り積もった雪で覆われた素敵なお宅を通り過ぎると

あれれ!?
ここは函館公園がすぐそこの場所!
つい先日ポニーちゃんには会いに行ったばかりだから逆方面の元町公園散策かな?と歩きだしたのですが

函館山へ登ってみました!
すき焼き 阿さ利本店 グランドメニュー

別途、二世古酒造(北海道)の特別純米生原酒をはじめとする日本各地5銘柄の日本酒メニューもあり
