多民族が育んだ美食の街
且つては貿易港とし栄え、多くの移民が流入
それにより多様な食文化が形成され、今では東南アジア随一のグルメの街として知られています
そんなペナン島に、インド系ムスリム移民が1920年代に持ち込んだレシピから誕生したのが
素朴で美味しすぎるパン「Roti Benggali / ロティ・ベンガリ」
今回はそのロティベンガリを今も焼き続ける、人気老舗ベーカリーのレポ
目次
ペナン島:老舗ベーカリー
ペナン島(ジョージタウン)旅行記の食べ歩き地図の165番参照
アクセス:Jalan Transfer(ジャラン・トランスファー)沿い
チュリア通りの西端・チョウラスタマーケット、どちらからも徒歩5分ほど
店頭に置かれた大きなパン「ロティベンガリ」が目印
ロティ・ベンガリとは
ロティ・ベンガリの名称は、実は「株主」を意味する「パンガリ」に由来。しかし、地元住民は言葉を誤って発音し、今日私たちが知っている「ロティ・ベンガリ」に変化。
現在は主にインド系やインド系ムスリムの人々によって販売されており、「ママック・ロティ」という愛称でも呼ばれています。
店内の様子
一般的なベーカリーと同じく
様々な焼きたてパンが並びます
総菜系のラインナップも多め
価格もかなりお財布に優しいですね!
そしてお目当てのロティベンガリはというと、会計カウンターの端っこ
奥にある製パン室にもたくさん並んでいます
ロティベンガリ 価格
二度見するほどのお財布に優しいプライス
カット売りもあり、1番小さいサイズは「RM1.40/4枚セット」
ロティベンガリ 1ブロック
初回は袋詰めの4枚セットを購入
※写真は2枚分
持ち帰る途中でぺこぽこに変形してしまうほどクラム(中身)はふわっふわ!
そして、噛むとしっかり存在感のあるクラスト(外皮)も特徴的
カヤジャム
自家製カヤジャムなどの販売もあり
これがまた美味しくて、たっぷり入ってるのです!
ただし、賞味期限は短め
ロティベンガリ 半本
という訳で、間髪入れず再訪 (RM5.60/半本)
今回はカットなしタイプを半本購入
と言っても、サイズは超巨大!
通常サイズのまな板がミニに見えてしまうほどのボリュームです
そのまま vs トースト
極厚にカットして、そのままをスープに浸して食べると至福の味わい
耳までシッカリ美味しいんです!!
そして翌日は、トーストで
水分を少し含ませた後にフライパンで焼いてみると、これがまた香ばしくて最高!!
もちろん、ふわふわ感も健在!
マレーシアの定番カヤジャム&バターはもちろん、カヤジャム&クリームチーズの組み合わせも◎!
ロティベンガリ 1
あまりの美味しさで直ぐに食べてしまい、ついに1本をお買い上げ (RM11.20/1本)
とにかく大きい、そして重い!
1.5リットルのペットボトルが小さく見えてしまうほどの存在感
そして、まな板からもはみ出してしまうという貫禄
マレーシアの定番「パン&温泉卵」
マレーシアの朝の定番メニューといえば、カヤトーストwith温泉卵
よくある「ペラペラ・ガリゴリ」のタイプじゃなくて、カリッとふっくらの厚切りで食べてみたかったんですよね!
もう頬っぺたが落ちるかと思うほどのスペシャルな味!!
ロティベンガリの魅力
周辺の様子
店頭に停まっていたバイク
パンを仕入れに来ていたようで、狭い路地・住宅地などでこの後に販売される模様

そうそう、直ぐ近くには大人気のナシパダンの名店『Nasi Padang Minang』があり、以前からパン屋さんの存在は知っていたのですが利用は今回が初!
ロティベンガリ販売店
ペナンに残るロティベンガリベーカリーは以下の3軒です。
Maliia Bakery
Patchee Bakery
Uni Bakery