1953(昭和28)年に屋台からはじまったという
久留米ラーメンの代表格として名高い『大砲ラーメン』
現在、久留米市の本店をはじめ11店舗を九州で展開中
その中の1店舗は天神の福岡三越近辺に所在し、ある日の福岡ランチで訪れてみました
メイン通りから少しだけ路地へ入りますが、外観の黄色い壁と店名が赤字で書かれ目立ち
見つけやすい
相方共々、店で食す久留米ラーメンは初めて!
どんな一杯に出会えるか!?ワクワクで入店
・昔ラーメン(並) 750円・ラーメン(並) 700円
をメインに様々なバリエーションのラーメンメニューが並びます
・ごはんセット(240円)・高菜チャーハンぎょうざセット(430円)などのセットメニューの下の写真が切れてしまったのですが
その部分に・おにぎり(160円)・ぎょうざ(240円~)などの単品ボタンあり
購入後、待機していたスタッフへ食券を渡すと”麺の硬さは?”との問いがあり
好みを伝え、指定された席へ着席
店内は全てカウンター席で、厨房を囲む席はお一人様優先
2名以上はユニークなカウンター席で、中央にお茶のピッチャーやメニューで目隠しされた対席
博多で試したラーメン屋の中で1番待ち時間が長く、やっとと感じる時間を経て
まずは餃子が登場
チルドの大砲ラーメン監修”一口餃子”が美味で期待したのですが、パリッと感はなく旨味が弱く油っぽく残念
創業以来継ぎ足された呼び戻しスープの基本となる“ラーメン”と、屋台時代のこってり“昔風ラーメン”の両方が試せるセット
サーブされた瞬間、丼が小さすぎて目が点に。価格が価格なので仕方ないのかもしれませんが…
気を取り直し、まずは基本のラーメンスープからいただきます
円やかな口当たりで想像していたよりもこってり度は高くなく、とっつきやすい。ただ、味は薄目
そして、麺はストレート麺で極細の博多麺より太め
硬さ普通でオーダーしましたが、カタorバリカタの方がベターだったかも
チャーシューは薄切りで噛み応えあり
続いて昔風ラーメンのスープ
飲み比べると歴然とした差で、こってり度が高く濃厚
ラードの揚玉(通称カリカリ)がトッピングされることにより、更にこってり度アップ
箸で持ち上げると崩れてしまいそうな柔らかい薄切り豚バラチャーシュー
どちらのスープの温度も着丼時から若干ぬるく薄味に感じ
からしニンニクを投入
その他、胡麻なども卓上に並びます
1度に2味試せるメリットと引き換えに2つのラーメン丼が並ぶと集中して食せず、単体のオーダーの方がベターに感じました
そして、量的にも物足りなさを感じ、ご飯物を足さないと満たされない人が多いかも
相方は無難に左上の法則をチョイス
写真で見る限りは丼の大きさに大差はありませんが実際は章々たる差があり
味わい的にも通常サイズの方が量も入り冷めにくく美味しく食せる気がしました
豚骨臭の香りが強く味の好みは分れそうですが名店と呼ばれる1軒でもあり
味はさておき、実食ができ満足
ただ、騒々しい雰囲気と清潔感に欠ける点はマイナスポイント
それにしても天神周辺は、曜日関係なくいつ訪れても人が多く賑やか
いつもすぐ撤収したくなります
この日も早々に切り上げ、昼の中州へ移行
夜に足を踏み入れるのは勇気がいるエリアですが、昼間なら人影も無く貸切状態
のほほんと散策を楽しめた博多の昼下がり