博多駅から約1kmほど南
宮島交差点角の『VOLKS(ステーキ・ハンバーグのファミレス)』の隣
“うどん そば”の大きな看板が目印
情趣を感じる純和風の店構えで、店頭には14台分の駐車場完備
うどん・そば別に書かれたメニュー表は選びやすく、内容は同じでも蕎麦の方が50円アップ
・かけうどん(300円)
・かけそば(350円)
日替わりの“丼”と“うどんorそば”のお得なセット
かしわにぎり(120円)をはじめとするごはん系、ごぼう天3枚(50円)などのトッピング
天婦羅などが付くうどん御膳(1,000円)、カツ丼(700円)などの丼物は+150円で半うどんのセットも可能
更にはカレーライス(700円)など
非常に充実したメニュー数で目移りしてしまいます
+ごぼう天(3枚) ¥50
ヘルシー気分だったこの日はわかめうどんをチョイスし、ごぼう天3枚という塩梅良い量のトッピングを追加
香り高い出汁の香りと海洋ミネラルをたっぷり含んでいそうな綺麗な色のワカメの美しい盛りに食欲が掻き立てられます
鼻孔をくすぐる出汁の香りを纏った真っ白でモチモチしたうどんは
舌触りが良く啜り心地も抜群
トッピングのカラッと揚がったごぼう天は、出汁に浸かった部分とそうでない部分の2通りの味と歯応えを楽しめ
更に、磯の香りが心地良いワカメが小気味良い食感で
パーフェクトな一杯
絶妙な塩加減の白飯と艶のある濃い色で香りの良い海苔、ぷりっぷりの大きな海老天入りの天むすびはうどんの出汁ともマッチ
相方は、丸天って何だろう!?という好奇心からオーダーしたという一杯は
+とろろが加わる事で想像よりもユニークな丼顔で登場
このビジュアルは、珍品好きの相方のハートを鷲掴み!
丸天とは
「丸天」は博多など北部九州独特の具で、戦前からすでに博多のお店では出されていました。
博多を中心とした地域では魚の練り物を揚げたものも天ぷらと呼びます。丸い形の天ぷらなので「丸天」呼ぶ。
丸天=さつま揚げとは異なるそうで、なかなか奥が深い博多の食文化
それはさて置き、とろろを箸で持ち上げた相方はてっきり丸天の上にウズラの目玉焼きがトッピングと思っていたらしく
とろろ昆布&とろろ芋の“Wとろろ”に歓喜
そして、初めて食す丸天が魚の旨味を感じる濃厚な味な上にとろろにも良く合ったとご満悦の様子でした
そうそう、相方はトッピングに海老天もオーダー
天むすびの海老天も充分に大きいのですが、もう一回り大きい単品の海老天
どちらも絶妙な揚げ加減でお勧め!
うどんにはデフォの薬味が葱に+三つ葉もトッピングされており、美味しい出汁の風味を更に引き立てる良いアクセント
相方は最後の一滴までペロリ!
ごちそうさま
“七味・一味”に加え“柚子胡椒”が並ぶ所にも、博多の食文化が反映されている様に感じます
外観同様に店内も純和風の造りで、チェーンの博多うどん屋とは異なり趣がある上にゆとりのある席間隔
そして、清潔感に溢れ
落ち着いて食せる空間
スタッフの対応も親切丁寧で
また訪れたくなる要素が一杯詰まっていた『麺処かわべ』
美味しくいただき大満足で店を後にした後、歩き出してすぐの近隣に立派な造りのお寺!
美味しいうどんランチが更に印象深く残ったある日の博多での一コマ
日本津々浦々で食べたおにぎりの中で記憶に残る美味しさだった“天むすび”