狸小路4丁目と5丁目の間の横断歩道から北の方向を見ると、黄色い看板が目に留ります
その看板にも”昭和41年創業”と書かれ、札幌の中心地で半世紀を超え営業されている老舗のラーメン店だという事が伺えます
老舗店が故に賛否両論ありますが、個人的には貫禄の美味しさに感銘を受け、また食べたいと感じる何かがあるラーメン店!
あの味がまた食べたいと足を運ぶも、昨春からコロナ禍で臨時休業。夏が過ぎ秋が来て冬になっても再営業されず
そして、やっと心待ちにしていた暖簾がかかる日が先月末から戻りました
店内
カウンター席にはアクリル板の設置・テーブル席は2名用席を1名席様に変えた席などもあり、コロナ対策バッチリ
懐かしい昭和の香りが漂う小ざっぱりした空間は、テーブルも椅子も床も全てがピカピカに磨き上げられ清潔感溢れています
ラーメンの大公 ランチメニュー
月~金曜日 / 11:00-14:00 限定
前回は土日祝に訪れたのかもしれなく見かけなかったランチメニュー。お得感満載で今回はこの中からオーダーしてみました
Aセット ¥900
醤油ラーメン+チャーハン
A・Bセット共に、札幌ラーメン店では基本三味と呼ばれる“味噌・醤油・塩”のラーメンの中からチョイス可能
さて、まず醤油ラーメンのスープ。札幌ラーメンの醤油というと漆黒の醤油色が特徴的だと感じていましたが、『大公』の醤油ラーメンは色は濃くなく味は札幌以外のどこかでも食した事があるような懐かしい味
そんなスープに、西山製麺の札幌らしいちぢれ麺特有の香りと食感・啜り心地が合わさると、ここでしか食せないスペシャルなラーメンの味になるマジック!
そして、トッピングのチャーシュー
もやしやネギ・メンマ等、どれも一つ一つ丁寧な仕事が施されたのが伝わる一杯
カスターセットに並ぶ昨今では見かけるのが稀なテーブルコショーが味を引き締めてくれ、味変にピッタリでした
チャーハン
続いてセットの炒飯。個人的に好みはパラパラ系ですが、しっとり系の炒飯が登場。パッと見は、柔らかそうなのですが…
一口食べてみると、米粒の一つ一つ迄に絡まる卵と細かく刻まれたチャーシューやピーマンなどが合わさり、食感的に柔らかくもパサつきもなく塩梅の良い炒め具合
味的には炒飯だけどピラフの様な要素もあり、ラーメンの味を邪魔しない脇役に徹していながらもしっかりと主張もある唯一無二の味
しっとり系でもこの味は好み!
Bセット ¥900
味噌ラーメン+ギョーザ&ライス
相方は、餃子とライスが付くセットをオーダー
“メニュー表の裏に書かれていた通り、まさにオリジナルの味だと思う。甘みのある昔ながらの札幌味噌ラーメンでもなく、最近の甘みがないすみれ系でもなく、ちょうどいいブレンドの味噌味。ラードが少ないのも嬉しい。” by相方談
ふっくらと見事に炊きあがった白飯は湯気が立ち上り艶々の輝き!噛むとほのかな甘みで、味噌ラーメンとも相性抜群
餃子
“肉汁が溢れながらも熱さ控えめなので、一口でパクっと食べてしまおう!札幌の『みよしの餃子』と、全国区の『餃子の王将』の中間的な餃子で風味良し。
味噌ラーメンは、もしかすると濃い目に感じる人がいるかもしれないが、餃子やごはんに良く合う味で一緒に食す事を考えるとバランスが取れている。そして、単体で食すよりも味のハーモニーも楽しめラーメン+でオーダーするのが得策。” by相方談
ラーメンの大公 メニュー
観光客向けに感じるメニューも並びますが、ここの味噌ラーメンにバタートッピングは◎
何はともあれ、営業が復活し嬉しい限り!!
オーダー時に量が多く食べ切れるかな?と感じたセットメニューですが、ABセットどちらも計算されているのか塩梅の良い量で益々ファンになってしまいました
ごちそうさまでした
『ラーメンの大公』の周辺は、背の高いビルも並ぶ繁華街
来札当時にこの周辺を初めて歩き、札幌は想像以上に都会だった!と感じたのを思い出します
何といっても都会の真ん中から山が見える光景にビックリしたものです
月日が過ぎるのは早く、コロナ禍以前に来札した頃は、まさかこんなに長く滞在するとは考えもしなかったのですが…
その分、他の滞在した街よりも愛着が湧いている気がするので、まいっか
ラーメンの大公(だいこう)
営業時間/ 11:00-23:00 ※日・祝は-22:00
定休日/ 水曜日