【札幌・南2西4】行者にんにくラーメン・海鮮丼 “てしお川”

秋晴れの空だったある日の札幌。ノルベサの観覧車から眺める街並みも綺麗だろうなと思いながら大通りを渡り、狸小路方面へ

コロナ禍で臨時休業中の老舗ラーメン店『大公』が、そろそろ営業再開しているかもと期待を込め、数ヵ月前からルーティン化している月初めのシャッターチェックへ訪れるも依然として休業延長の貼り紙あり

そんな『大公』から通りを隔てた斜向かいのビルの“行者にんにくラーメン”の文字に数ヵ月前気付き、もしも休業延長ならばこちらへと考えていたのです

ラーメンと海鮮丼 てしお川

日本の北海道【札幌】旅行記の地図の226番へ

1Fの暖簾をくぐると階段があり、店舗は2F

店内へ入店する引き戸の横・階段を登り切った奥に券売機あり

券売機

てしお川 メニュー

札幌へ観光に訪れたならば食べたい料理の上位に名が連ねるだろう2品“ラーメンと海鮮丼”が1度で食せてしまうというメニュー構成

店内

昨年12月のオープンだそうで、まだ新しさも感じます

醤油らーめん+ミニ海鮮丼 ¥1,000

さて、食券をスタッフに手渡し10分ほどと、割と早くに到着した私のオーダー

ラーメンと海鮮丼はミスマッチかと思いましたが、一口スープを飲んでみると、ほのかに香る行者にんにくとスッキリした醤油味で相性が良さそうです

麺は中細ちぢれ麺

3日間かけて焼き上げられたという焼豚は、どこか北海道の形に似ている気がしました

てしお川の海鮮丼

そして、海鮮丼ですが、そこいらの観光客向けの店の海鮮丼とは異なる本格派。酢加減の塩梅が良い酢飯に、一つ一つのネタの鮮度が良い上に丁寧な仕込みも伝わります

そこいらの海鮮丼

札幌の観光客向けの店で食した海鮮丼

パッと見、3つの海鮮丼は然程変わりなく見える気もしますが

食べてみるとそこいらの海鮮丼は、小ぶりな丼にぎゅうぎゅうに詰め込まれたご飯でボリューム感を出し、熱々過ぎる白飯と冷たいネタでちぐはぐな印象

場所柄『てしお川』も観光客を多く見かけ、同じような海鮮丼かも?と想像したのですが嬉しい誤算!

味噌らーめん+ミニ海鮮丼 ¥1,000

相方の味噌ラーメンは行者にんにくの味は弱く甘みが強いスープで好みが分かれそうと感じたようですが、海鮮丼は私同様に大絶賛!

再訪の機会には、海鮮丼+ミニラーメンのオーダーに決まり

さて、こじんまり店内は清潔感があり、呼び鈴も設置されているのですが

調理場は暖簾で仕切られており、手元もスタッフの姿も見えずの状態。ある意味、コロナ時代向きな店造りにも感じるのですが

必要最低限の間でしかスタッフの姿は見えず、少し寂しい気分もしました

カウンター内には、道南産の“ひこま豚”をてまひまかけて焼き上げるチャーシュー

道北産の行者にんにくについてや、ご兄弟でラーメンと海鮮丼をそれぞれ調理されている事などの案内書きが掲げられており、読んでいたりすれば良いのかもしれませんが

人間味を感じられないのはいささか残念。このご時世ですからね、致し方なしという所でしょうか…

そうそう、この日の帰り道に見つけた可愛らしい赤い実。よく見ると相方の顔にそっくり!

このご時世、小さな楽しみを見つけることが余計に大切な様にも感じる

今日この頃の札幌


追記

※てしお川は狸小路5丁目のHUGイート内(札幌プラザ2.5ビル)へ2021年3月に移転

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