【札幌・南12西8】無化調の北海道名物『にしんそば』”そば処 清の家(きよのや)”

道出身の相方は子供の頃は『にしん(鰊)』が苦手だったそうですが

札幌ですっかり『にしん(鰊)』の虜に変貌

そば処 清の家

日本の北海道【札幌】旅行記の地図の74番へ

そんな札幌で暖かい日もあった今週、中島公園に散策に出掛けた際に東屯田通沿いにあるモダンな和風の外観が印象的な蕎麦屋へ立ち寄ってみました

すっかり春の陽気を感じた日で久しぶりの蕎麦にワクワクで暖簾をくぐります

席に着くと温かみのあるしゃきしゃきしたベテラン女性スタッフの接客と、落ち着いた雰囲気の店内で居心地の良い空間

どれにしようか悩む私を横目に相方は『にしん』の文字をすぐに見つけウキウキ顔

にしん ¥1,150

オーダー後、10分程でサーブされた相方待望の『にしんそば』

三つ葉が添えられ見た目にも美しい蕎麦は品のある器に盛られ湯気が立ち昇り、ふわっと香る良い香りが食欲をそそります

まずはおつゆを一口いただいてみると出汁と鰊が上手く調和した絶妙な味わいで、鼻から抜ける香りがこれまた堪りません

おつゆに合う啜り心地の良い蕎麦で箸が止まらない相方

かけそばの上に身欠きニシンが添えられた『にしんそば』は京都名物と思っていましたが、鰊の漁獲高が高い北海道の名物料理でもあるそうです

かつ丼そばセット ¥1,000

さて、私のオーダーは欲張ってせいろとカツ丼のセット

綺麗な盛りの北海道産そば粉使用の二八蕎麦

海苔がたっぷりかかった部分をちょこんと浸し啜ってみると、シコシコぷりっとした食感と出汁が効いた蕎麦つゆの風味・海苔の香りが口いっぱいに広がります

海苔なしだと、ほんのり香る蕎麦の風味と食感を楽しめました

カツ丼はというと、蓋を開けるとこれまた鼻孔をくすぐる堪らない香りで三つ葉が良いアクセント

出汁と卵を纏う適度に厚み・脂身もあるサクッと揚がった豚カツ

玉ねぎの他、カツ丼の具材としては珍しい椎茸・筍も入りボリューム満点。さすが蕎麦屋のカツ丼!と感じる風味豊かでバランスが絶妙

そして『清の家』はメニュー表に書かれていましたが無化調の味わいなのです!!

とろりとした蕎麦湯を最後にいただくのも蕎麦屋での醍醐味ですよね!

北海道の蕎麦つゆは関東の味に似通っていると言われますが、個人的には醤油の主張が強い辛い蕎麦つゆの関東と鰹などの出汁がしっかり効いた北海道では色は似通っていますが異なる味わいに感じます

ゆっくりランチを楽しめた『清の家』は、調度品も素敵

客席は中央のカウンター席を挟み、左右にテーブル席と掘りごたつ席の配置

奥には座敷席もあり。次回は夜に再訪し蕎麦前をこの席で楽しんでみたいです

ごちそうさまでした

趣のある外観と温かみのある接客、そして美味な蕎麦を食せ大満足

『清の家』の最寄り駅”市電『中島公園通』駅”は、駅名通り中島公園の近くに位置し500mの距離。公園散策がてらのランチにもってこいです!

この日の中島公園はまだ雪が残りますが所々地面が見える箇所もあり春の装いも感じます

週末は外出自粛要請が続く北海道ではありますが、面積が広い中島公園は人との接触に充分な距離を保て気分転換に散策するのに打ってつけ!

カラスが多いのが玉に瑕ではありますが…


そば処 清の家(きよのや) メニュー


韃靼(だったん)そば

来道するまで知らなかったのですが札幌はラーメン店も多いですが蕎麦店も非常に多く、中でも普通蕎麦の約120倍ものルチンの含有量がある韃靼そばは必食!

気温はマイナスを下回り厳重に防寒し出掛けたある日の札幌 風なく穏やかな青空が広がり、気温とは裏腹に体感温度は高くマフラーと手袋を外して...

血液をサラサラにする効能をはじめ、糖尿病・認知症の予防にもなると言われています


会津若松(福島)で食した鰊料理

にしんの山椒漬け

『満田屋』でみそ田楽を堪能し一度ホテルへ戻り洗濯などを済ませこの日の晩酌は會津珈琲倶楽部のマスターにお勧めしてもらった居酒屋さんへ ...

福島県の郷土料理『ニシンの山椒漬け』もスペシャルに美味で酒が進む味わいでした!


ニシンの栄養

ニシンは栄養価が高い魚として知られるイワシやサバよりも血中のコレステロールを低下させ血液の流れをよくする不飽和脂肪酸のDHAやEPAを高く含み、ビタミンA・ビタミンB2をはじめビタミン群・鉄分・カルシウムも多く含む非常に栄養価が高い魚