【札幌・琴似散策】琴似屯田兵村兵屋跡/ 地酒屋 醸/ 共栄市場

無化調のスープカレー店があると知り、先日訪れた『琴似』

札幌市西区にある琴似(ことに)。地名の由来はアイヌ語の『コッ・ネ・イ=くぼんだ所』が語源だそうで、1871(明治4)年に開拓使が命名されたそ...

SAKURA BROWN サクラブラウン

感動を覚える素晴らしいスープカレーを堪能した後は、初琴似を散策

Google Mapを眺めると、サクラブラウンから西に進むとすぐ近くにある屯田兵屋跡に惹かれ向かってみました

国指定史跡 琴似屯田兵村兵屋跡

日本の北海道【札幌】旅行記の地図の62番へ

観覧時間:9am-4pm

観覧料:無料

休館日:年末年始

タイトルはガイアの夜明けのナレーション風です。 以前タカトシランドという北海道の地方番組で建設中のビルの壁に琴似の歴史が大きく書かれて...

1875(明治8)年、北海道(蝦夷)へ屯田兵198人とその家族合せて965人が第一段として入地したのは琴似

物腰柔らかな守衛さんから兵屋について詳しい説明を伺え、相方が屯田兵の一日として記事にしてます

兵屋の内部は暗く狭い造りに感じましたが、守衛さんから「当時としてはモダン住宅だったんですよ」と伺いました

明治初期の住宅としては水準以上のものであり、恵まれていたそうです

高い天井にむき出しの梁

当時の暖房器具は囲炉裏の火のみで、雨風を凌ぐために屋根には木を薄く切り並べたそうですが頑丈そうには見えず、隙間風で冬期は極寒ではないかと想像してしまいます

更に当時は窓がガラスではなく木枠に木で交互に組まれた物で、開けると明るいですが雨風や冬には雪が入り、寒さの厳しい北海道では想像を絶する生活だったのではなかろうかと思います

兵屋の内部は土間/居間/4.5帖/8帖とすぐに観覧が終わってしまう広さですが、当時、使用されていた脱穀機などや屯田兵の写真・絵など添書き付きで展示され、更に守衛さんからの説明なども伺え有意義な時間になりました

この兵屋は宮城県亘理郡出身の清野専次郎さんに与えられた住宅だそう

御家族と共に厳しい自然環境の中で、軍事訓練と開拓の日々を過ごされた努力があるからこそ現在がある事に感謝の気持ちを持ちました

さて、屯田兵村道の跡が残る琴似をもう少し散策

琴似は、看板や店名が印象的な店が多く目に留まりました

カフェのような外観ですが、美容室

メルヘンチックでもありますが、店名は魔女が付く!

暖簾が目を引きますね!

地酒屋 醸(JO)

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琴似の街並みとユニークな店構えや看板を眺めながら、次にロックオンされたのは地酒屋。相方が日本酒にハマりにハマっているので、通り過ぎる訳には行きません

扉を開けると土禁にまずビックリ!照明を落とした薄暗い店内で2度目のビックリ!

店主は先客に日本酒談義を熱く語り響き渡る声に3度ビックリ!非常に強いこだわりを酒に対し持ち知識も豊富な店主で、日本酒好きには堪らない酒屋だと思います

初訪で要領が得られない中、所狭しと並んだ日本酒や焼酎のラベルを暗く見ずらい中で目を凝らして眺め、迷いに迷って一本購入

さて、日本酒を手に入れた後、JR琴似駅方面を目指し歩くと味のある居酒屋を発見。入りにくそうですが、いつか機会があれば訪れてみたい

共栄市場

日本の北海道【札幌】旅行記の地図の64番へ

その後、カフェに立寄り地下鉄琴似駅方面へ向かうと、これまた味のある市場を発見!八百屋・魚屋・肉屋・惣菜屋と並び元気の良い声が飛び交います

魚屋で購入した布目の『手造りいか塩辛』

紙で包んでくれた刺身は『鰊にしん』

以前に近所のスーパーで3枚おろしの鰊を購入し私が刺身に造ったのですが、琴似の魚屋の方が断然美味でした!

日置桜 山眠る 純米しぼりたて生原酒 ¥1,500+税

『地酒屋 醸』で購入した酒は、独特のラベルが印象的な山根酒造(鳥取)の山眠る。共栄市場の魚屋で購入したイカの塩辛と八百屋の浅漬けをお供に琴似尽くしでいただきます

酒造りの工程やラベル・ボトルは変わらぬも、酒米生産者が変わるそうで味が異なる酒が楽しめるのも山眠るの特徴だと『地酒屋 醸』の店主から教えて頂きました

冬山の静まり返った情景のイメージから『山眠る』と名付けられたそうで、生原酒らしいフレッシュな味わいと、キリッとした酸味が魅力的な日本酒

琴似散策では、屯田兵について知れ、ユニークな看板をたくさん見つけ、初めて飲む日本酒を手に入れ

そして、

少し野菜を買足そうと共栄市場の八百屋を見て周ると、愛想の良いおばちゃんが「これ、食べる?これ、おまけ」と出血大サービスをしてくれ袋一杯手一杯になり帰宅

琴似から戻ったしばらくの札幌の我が家の食卓には、豊富な野菜たちが並ぶ幸せな日が続きました!

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