博多・上川端商店街に所在する北九州・門司港発祥といわれる名物グルメ“焼きカレー”のレシピを特許取得した店
相方によると、20年ほど前に“北のスープカレーvs南の焼きカレー”という比較特集が組まれていた時期があり
その頃から1度は食べてみたかった料理だそうで
ある日のランチで訪れてみました
テーブル中央にパーテーションが置かれた4名掛け席が5,6席
そして、仕切りなしの2名掛けテーブル席がいくつか並び
外観から想像するよりもキャパ数は多い様に感じます
センスの良い調度品に囲まれた落ち着いた空間なのですが
スタッフに覇気がないからか重苦しい雰囲気を感じる店内
さて、メニュー
・本日のランチ(880円)・カシミール風特製海鮮カレー(1,200円)など
前頁とは異なる焼きカレーのメニューを見てみると
昔の焼きカレー(1,100円)とビーフ焼きカレー(870円)は同じ具材ですが価格に差があり違いを伺うと“チーズの種類”が異なるとの事
札幌では1,000円越えがデフォのスープカレーも博多ならば
・海鮮のスープカレー(850円)と手頃な価格
・牡蠣の煮込みカレー(1,230円)・ドライカレー(1,130円)などもラインナップに並び
メニューを開くまでは焼きカレーに特化した店だと思い込んでいましたが
バラエティ豊かな日本のカレー料理が揃っていました
オーダー後、直ぐにサーブされた蓋付きの器に入ったアチャールの様なもの
案内も無くポンと1つだけ置かれ、開けてみると軽い盛りですが2名で1つをシェアという事の模様
程なくして登場した相方のオーダー
“ビーフ&ポーク&チキンを使った贅沢な焼きカレー”と添書きのあった3種の肉入り焼きカレーで、オーブン料理ですが予想以上に早い提供でした
辛さは2辛(無料)をチョイス
パッと見では相方の焼きカレーと判別がつき辛い“昭和30年代最初に造られたビーフ入り焼きカレー”と添書きがあった
私のオーダーも登場
提供された直後はグツグツ煮立っている熱々状態なので、猫舌の方は要注意
さて、スプーンで掬ってハフハフした後に
いただきます!
甘味の強いカレールーで、5辛もしくはビーフ焼きカレーの方が良かったかもと思いながら食べ進め
チーズの下に隠れていた半熟卵を割りってから食してみると
円やかさが加わり、更にカレーの旨味とパンチが激減
アチャールの様な物を加えたりしながら食べ進めるも味が単調で何か物足りず
卓上に味変アイテムが揃っていれば、もっと楽しめたように感じました
そうそう、具材のビーフはうっすらとした味付けで乾燥していたのが印象的
私が3辛でオーダーした昔の焼きカレーも試した相方によると
2辛でオーダーした相方の焼きカレーの方が辛さを強く感じ甘さ控えめなベースのカレーだったようで
カレーの中に甘さが存在するのが苦手な方は、昔の焼きカレーよりもビーフ焼きカレーの方がベターかもしれません
私見では北のスープカレーの方が具材がゴロゴロ入り目でも楽しめる料理ですが
“名物料理を食せた”というところに価値観を置くと
南の焼きカレーを試せて良かったという結果
いつか発祥地の門司港の街へも訪れてみたいという願望も芽生え
良い経験になりました
さて、食事の後は散策!
上川端商店街には、2021年現在でも1杯290円のラーメンが食せる店も存在します
そして、地名通り川はすぐ近く
暑い夏の日でしたが、水辺の風景を眺めると涼を感じられ
和みました
その後、中州を歩き天神へ向かおうかと思ったのですが方向転換
博多港方面へ向かい海辺で過ごした福岡での昼下がり