居酒屋探訪家・酒場詩人として活動されている高知県出身の“吉田類さん”が
無人島に持っていきたい日本酒に選んだ1本「金凰(きんおう)司牡丹」が造られている
創業400有余年の高知の老舗蔵元は、土佐が生んだ偉人“坂本龍馬”とも密接な関係あり!
坂本家の本家となる才谷屋は豪商で酒造りも営んでおり、司牡丹酒造の前身となる「黒金屋」とは、頻繁な交流があったことが分かっています。
さらに、佐川の地が維新の志士を数多く輩出していることや、龍馬の脱藩の道に当たっていることでも、龍馬と司牡丹の深い関わりが想像できます。
そんな土佐の代表酒『司牡丹酒造』も所在する
高知県中西部の盆地の町“佐川町”をぶらり探訪
この町の一画(上町地区)だけ由緒ある商家住宅や酒蔵が残り、時が止まったようなノスタルジックで神秘的な雰囲気が漂います
そして、司牡丹の直売所もあり、お酒をはじめ酒器や和雑貨なども並びます
上町地区自体を散策したい場合の駐車場がどこにあるのか分からず
司牡丹の酒も購入したく『酒ギャラリーほてい』の駐車場が4~5台分完備されており
利用させて頂きました
駐車場近辺の趣のある神社の階段を登らず仕舞いだったのが悔やまれます
さて、扉を開けようとしたところ
“司牡丹のうふるさとは 鮎と桜と仁淀川 酔って候 佐川郷”
と、味のある言葉が掲げられ一歩足を止め入店すと
こじんまりした雰囲気のある店内が広がり
一つ一つのお酒の度数や合う肴の紹介がされていて選びやすい!
訪れたのが夏なので夏限定酒は決定!と、相方とあれこれ考え5本購入
その他、ひだまり猫の箸置も興味深かったのですが
司牡丹のロゴ入りお猪口を購入
09:30-16:30
※休憩時間13:00-13:45
定休日:年末年始のみ
さて、良い買い物ができた後は、隣の趣がある住宅へ
江戸中期より佐川で酒造業を営んだ浜口家の住宅をリノベーションし、現在はお土産販売及びカフェとして営業されています
内部見学のみも可能
旧浜口家の隣の目を引く洋館の建物は、須崎警察署佐川分署として使用されていたそうです。内部も素敵でした
そして、『佐川文庫庫舎』隣は、現存する日本唯一の木造2等客車を展示している施設『うえまち駅』
明治期に完成し高知県の鉄道を走っていた木造の“口481号客車”だそうで
半世紀ぶりの2021年3月に佐川町へ里帰りした貴重な展示物
内部も見学可能で、趣のある和洋折衷な大正ロマンを想起する客席
洗面なども残されています
本当は、もう少しゆっくりと古き良き町並みを散策したかったのですが
お腹がグー!!
佐川町にも飲食店をちらほらと見かけましたが、せっかくなので少し走りご当地グルメを目指す予定
そんなに大きな一画ではない上に立て看板もあり迷う事も無く、一通り見て周れたので先へ進もうっと!
さて、佐川町へ訪れる前はというと『高知アイス売店』で休憩した後
仁淀川を見下ろせる宿に投宿
暑い日だったので、ビールが最高に美味!
夕食は目でも楽しめるお料理が並び
夏らしい地場の食材が多い様に見受けられました
品数も多くどれも美味!
その中でもやはり一番輝きを放っていた鮎の塩塩焼きが印象的
夕食後、部屋に戻ると綺麗な月が仁淀川に映る姿にうっとり
翌朝は朝焼けで目が覚め、しばし東雲色の時間を楽しみ、再び夢の中へ
朝食をいただき、パッキングを済ませて佐川町へ
宿から司牡丹酒造を目指す道中、道の駅ならぬ“村の駅”が目に留まり寄り道
この村の駅の所在地“日高村”は、「オムライス街道」としても有名で
村を貫く国道沿いの飲食店で日高村の特産品“シュガートマト”を使用したオムライスを提供されており
村の駅内のカフェでも食せます
もっと手軽に食せるお弁当タイプの販売もあり!
その他、『村の駅ひだか』では地場産野菜をはじめ、カツオのたたきや豆腐など美味しそうな物が安価でずらりと並び
きっと食べたくなる物が見つかるに違いない場所!
しかも、第2駐車場も完備!