どのように読むか難しい札幌市の地名『簾舞』
簾舞こみちMAP
そんな難しい地名『簾舞(みすまい)』があるのは、札幌市中心部から定山渓温泉まで繋がる国道230号(石山通)沿いのとある地域
相方が店名に惹かれ立ち寄ったカフェがたまたま簾舞に所在し、もしも立ち寄らなかったら今も知らないままの札幌の地名と読み方でした
簾舞(みすまい)の風景
簾舞の語源:アイヌ語で『渓谷にある川』は『ニセイオマップ』だそうで、それが訛り『ミソマップ』→『簾舞』と漢字が当てられたそう
さて、カフェ(ほっぺた館)を後にし頂いた“簾舞こみちMAP”で気になった『⑥ニコガーデン』を目指します
マスターとママから”ほっぺた館からすぐですよ!”と伺ったのですが、山道に入りつつある風景に変わりひょっとして通り過ぎた!?
『⑨おうちごはん 野の』を発見し、行き過ぎたと確信でUターン
復路に目を凝らしながら走ります
『⑥ニコガーデン』は彫刻が庭に並ぶ素敵な民家だそうで事前連絡必須と伺い、そっと前を通り過ぎるだけでもと思い探したのです
結局どの民家か分らぬままでしたが自然が多い道をドライブできたということで続いての目的地へ
札幌最後の木造建築
観覧時間:9am-4pm
観覧料:無料
休館日:月曜(祝日の場合は開館)・祝日の翌日・年末年始
『札幌最古の木造建築』な上、見学無料でお勧めですよ!とママから教えてもらった情報で訪れた札幌市の史跡
玄関の受付で記入後、靴を脱いで家屋へ上がる前に馬がチラッと見えた方向へ歩くと年代物に見える列車の運転席が!
時代と趣を感じます
興味がある人にとったらお宝のように感じるかもしれませんね!
鉄道の運転士さんとは打って変わり、リアル感が高く愛嬌のある『馬小屋の馬』
納屋には当時使用されていたであろう生活道具がぎっしりと並んでいました
現在のような日本語の左書きは終戦後だそうで、レア感のある右書きの日本語
過酷だった北海道開拓時代に神奈川から札幌へ運ばれ、役立つ優秀な機械だったのではないかと想定しながら鑑賞させていただきました
さて靴を脱ぎ屋内へ進むと、まず腰を抜かしそうになったのがマネキンのリアル感が非常に伝わる台所の風景
囲炉裏の火が再現されており余計にリアル感アップ
このように再現されているとは露知らず、玄関すぐの居間からチラッと見えた女性の姿が本物に感じ、思わず大きな声が出てしまいました
受付の男性にも私の声が聞こえしまいましたが、幸い笑っておられ失礼にあたらずホッ
当時使用されていた調理器具や食器なども興味深い
台所に飾られた鹿はエゾシカ!?
札幌から定山渓を経て有珠へ往来する旅行者や荷物を運ぶ人馬の宿泊・休憩所として利用されていた簾舞通行屋。今でいう”旅館”のような役割だったそうです
囲炉裏を囲みお膳が並べられ当時の情景が思い浮かびます
天井からはわらじ?が吊るされていました
隣の畳部屋には大きな熊の毛皮の絨毯!
そして開拓使使文書などが展示され、家屋内はまるで明治時代にタイムトリップした気分
貴重な文化財を見学でき、来道するまでは開拓使時代について考える事もなかったですが
また一つ知識が増えたような気がします
周辺は緑に囲まれ長閑な風景が広がり、時間があるならば立ち寄ってみるのも良い経験と思い出になるかと思います
札幌の史跡
寒さの厳しい北海道で、軍事訓練と開拓の日々を過ごされた兵屋が琴似駅からほど近くに現存