屋島山上で太三郎狸と眼下に見える瀬戸内海の風景を楽しんだ後、シャトルバスに乗車し四国村で下車
大きな鳥居を目指し、四国村に併設されているうどん屋を探します
※この近辺でランチを食せる店はここ位しかないのです
登り切った階段の上の大きな鳥居の向こうに再び鳥居が見え
しかも階段の段数が倍以上!
この時は営業中の旗に気付かず、うどん屋はひょっとして向こうの階段の上!?とげんなりしていると
振り返った相方が見つけたうどん屋の看板!
あぁ、良かった。あの階段の上ならば、熱い釜揚げうどんが目当てなので暑さと熱さでクッタクタになるところでした
さてこのうどん屋の店舗は、徳島県西祖谷山村・香川県綾歌郡綾川町に現存した江戸時代の古民家を移築されたそうで
なかなか風情のある店構え
入口至近に大きなメニュー看板が立てられていますが、一般店だとの前情報で軽く流し見をして店内へ
ところが、出入口扉の直ぐの会計カウンターでオーダーとお会計を済ませてからの着席だとの案内
スタッフに急かされ後客もありで、ほぼ即決で決めなくてはならず…
店内は古民家風情も感じられます
席は自分で決められるのではなく、指定された席。案内されたのは窓際で片方は畳の長椅子になっていました
そして店内中央には陰陽石が祀られており、なでて祈願すれば成就する事がいくつかあるそう。それにしても、うどん屋の店内にお賽銭入れが置かれているとは…
高松の珍店に認定!
アテンドスタッフから着席時に湯呑について説明がありましたが、観光客だとみなしてか
やっつけ仕事の様な的を得ない案内で理解できないまま
まいっかで、お茶をいれてうどんの登場を待ちます
オーダーから15分位経った頃
まずは、つけ出汁が入った大きな一升徳利が登場。待っている間に湯呑に書かれた字で店名を揃えられると知り
つけ出汁用はお茶とは異なる色を選び『わら家』と並べてみました
他のお客さんを見ていると、どうやら白色の方が湯呑・濃茶色がうどん猪口だった模様。それよりも、一升徳利が熱過ぎてうどん猪口に移すのに四苦八苦
一升徳利と5分ほど格闘していると、木のたらい桶に入った特大うどんが登場
相方と2人で食べ切れるか不安になるほどの量に目が点
会計カウンターで急かされたのもありますが、真夏日に釜揚げうどんはキツイという相方の言葉を遮り
わら家名物”釜揚げうどん”を私の独断と偏見でオーダー
釜揚げうどんは丼盛りの1人前(470円)もメニューに並び相方と別々のうどんをオーダーする事も可能でしたが
せっかくなので木のたらい桶盛りがよく、相方は道連れとなってしまいました
まずは菜箸で一啜り分を持ち上げる相方
多いんじゃない!?と思ったのも束の間、うどん猪口から出汁が溢れ出す一歩手前
そして、うどんだけではなくつけ出汁も熱々で勢い良く奥田麻衣アナを真似て啜ったら…、上顎負傷+薬味の葱が喉に引っ掛かり咽返るという悲劇の図
相方の失敗から、うどん自体が非常に長く1啜り分は2本で充分+たらい桶からゆっくりうどん猪口に移すのが吉だと学び
私はまずまずのスタート
それにしても量が多く食べ物を粗末にしてはいけませんが
ここでギブアップ!!
“昭和五十年創業、創業以来変わらぬ味と麺のコシが自慢の讃岐うどん老舗”と謳うだけあり、滑らかなうどんと出汁がしっかりした美味なつけだし!
決して不味くて残すのではないので残念無念
入店時は空調もなく汗だくで釜揚げうどんを食せるか不安でしたが
天井が高く窓から涼しい風が入り
塩梅良い温度だったのも印象的
そうそう、入店直後の会計カウンターのスタッフとアテンドスタッフのガザツな対応も
非常に印象的でした
勝手に客が集まる観光地での接客に期待は禁物ですが…