JR高松駅から電車に乗車すればたったの2駅の「鬼無(きなし)駅」は、“桃太郎と盆栽の駅”として親しまれている他
この地域に伝わる『鬼無の桃太郎伝説』から“鬼無桃太郎駅”とも呼ばれるそう
そんな高松北西部に位置する鬼無には、駅だけではなくうどん屋の店名も“桃太郎”付き
駐車場は、お隣の『ゐざけ屋 ひなた』と共用
お出迎えも桃太郎かと思いきや、狸なんですけどね!
そうそう、香川のうどん屋の店頭には商売繁盛の縁起物として知られる狸の置物を置いている店が多く
愛嬌のある顔にほっこりします
『桃太郎館』はフルサービスの一般店ですが、かけうどん¥280~とお財布に優しい価格設定で
“温かいうどん・天ぷらうどん・冷たいうどん・ぶっかけうどん”の4タイプに分かれた御品書が選びやすくて良いですね!
うどんはスタッフがオーダーを取ってくれますが、味がよく染みた美味しそうなおでん(1個100円)と
いなり寿し(1個100円)・ちらし寿し(大200円/小100円)・おむすび(2個180円)は、セルフサービス
食べたければ出入口至近に置かれており自分で取りに行きます
待つこと数分で登場した相方のオーダーはというと
大抵の海老天うどんはうどんの上に海老天がトッピングされている物だと思いますが、『桃太郎館』のえび天うどんはうどんと天ぷらが別々の別盛り!
相方的には別盛の方が嬉しいらしく、着丼時点で既に小躍り!
そして、海老天を一口食べて更に小躍りはパワーアップ!
私も食べるのに忙しいのに、見て見てとぎっしり身がギュッと詰まった海老天をアピールしてきます
あら、凄い!香川で食した中の海老天でトップクラスの肉厚度!香川の海老天はどこで食べても満足度が高いのですが
ここのは頭一つ抜けています!
天ぷらだけでなく、食べ歩いた中の讃岐うどん屋とは異なる鰹を強く感じる雑味のない熱々の出汁とそれに負けない麺の状態も秀悦
私のオーダーはというと、価格以上に鳥天がたっぷりトッピングされた一杯
卓上の七味をパラリとふり入れズズっと啜ってみると
うどんの麺の啜り心地が良いのは勿論の事、相方のうどん出汁同様に鰹出汁の主張が強いぶっかけ出汁が合わさる絶妙な一杯
ジューシーでカラッと揚がった鳥天も抜群に美味で文句なしの一杯!
拘りを感じれる器も印象的で目でも楽しめ、相方共々に大満足な讃岐うどんランチになりました!
営業開始時刻午前11時を少し回った頃の入店で先客は2組。その時点では小上がり席は空いてましたが、その後に続々と後客が訪れ
お昼にはまだ早い時間でしたが、あっという間に満席に
小上がり席×3卓と4人掛けテーブル席×5卓ほどのこじんまりした店内は、長年お店を営まれているであろう趣のある空間
ほんの少しだけセルフ店よりも価格はアップしますが、ほんの少しだけでゆったりと落ち着いて食せる一般店の『桃太郎館』
人気店なのが頷ける讃岐うどん屋でした
ごちそうさま
『桃太郎館』で讃岐うどんを食する前に立ち寄った『桃太郎神社』
少し小高い位置に建っており、眺めも抜群
私たちは車で訪れましたが、鬼無駅から1.2kmほどで公共交通でのアクセスも良好
珍名所好きな相方が桃太郎の石碑などもを興味深そうに眺めている間に、私は狛犬をパシャリ
高松中心地からは約8kmと近い位置にも関わらず、長閑な雰囲気も漂う神社でもありました
さて、鬼無を出発し目指すは丸亀!
道中、イノシシの道路標識に遭遇
躍動感がある強そうなイノシシ
香川県は47都道府県で最も面積が狭いのですが、イノシシによるけが人が全国最多だった事もあり、農作物への影響も考えられ
イノシシ被害の深刻さが道路標識からも伝わります