目立たぬ外観な上に周辺の建物と同系色で一体化し、そこにラーメン店があると気付いたのは周辺のパン屋さんや八百屋へ何度も訪れるようになってから半年以上が過ぎていました
そして、そのラーメン店の商品を那覇に滞在中に取り寄せで購入した事があると気付いたのはもっと後の事
凡の風 杉むら中華そば店
さて、そんなラーメン店へ先日、初訪麺
外観同様に派手さはなくシンプルな日除け幕のような暖簾のような店名入りの布が入口至近に掲げられ、他のラーメン店とは異なる雰囲気を醸し出しています
入店と思うも、コロナ対策を厳重に実行されているようで扉に人数制限の貼り紙あり
ドア越しに中を覗くと目立たぬ外観とは裏腹に待ち客多数で、風除室の先客が店内へ進むまでドアの前で待機
振り返ると札幌市電が走るここは西線の電車通りで、”西線9条駅”or”6条駅”からも程近く
外待機が5分+風除室5分+店内待機10分くらいの20分ほどの待ち時間を経て席へ案内していただきました
味たま鶏出汁中華そば ¥950
着席後に割と早くに着丼。というのも、入店直後に券売機で食券を購入→ すぐにスタッフが回収してくれたのです
まずはスープですが、非常に濃い醤油色ですが味が濃過ぎる訳ではなく、鶏の強いコクや旨味とキレのある醤油ダレが上手く融合し
くどさはなくスッキリ寄りな味
しっかりとスープを纏い醤油色に染まった麺は、スルッと喉ごし抜群
柔らかいのですが肉質の食感も残り、噛むとギュッと旨味が溢れ出す非常に美味なチャーシューをはじめ
メンマや葱・海苔など、すべてのトッピングが洗練されている様に感じられる一杯
塩そば ¥800
一方相方は塩をチョイス
“クリアなスープを一口飲んだ瞬間!なんて繊細な味なんだという感想。しっかりとした出汁を感じれ、ギリギリのラインを攻めている最低限の塩の味付けは巧な技に感じる。
個人的には好みの味ではあるが、濃い味を求めてる人は食べないほうがいい。
そして、啜り心地の良いストレート麺との調和も素晴らしいものがありました。” by相方談
“あっという間に最後まで飲み干してしまって、「風」が出てくるかと思いきや、無い!つっこみどころなんだろうか!??
風に吹かれてどこかに行ってしまったのかもしれない(謎の迷言)
少しタイプは違うけど、札幌で食べた塩ラーメンで好みだった『らーめん信』と同じく2番めの美味しさかな(1位は『さっぽろ汐亭』で変わらず。)” by相方談
ごはん ¥100
そうそう、丁寧に作られたのが伝わるラーメン同様に、ラーメン屋でここまで美味しいとはと思うほどの艶っ艶のピカッピカの炊き加減抜群の銀シャリ
塩梅の良い味付けの半熟味玉と一緒に食すと、ごはんの美味しさがより一層引き立ちました
凡の風 味変アイテム
シックな雰囲気の店内に似付かわしい味変アイテムが同じ缶で並べられ小洒落ていたのも印象的
私たちは厨房が見え辛い4人掛けのテーブル席へ案内して頂いたのですが、カウンター席からは1段上がった厨房で調理する店主の姿が伺えます
待ち席
それはそうと、入店後の風除室・店内の待ち席は、どちらもソーシャルディスタンスが保たれるように配慮されており
その上グルメ雑誌なども置かれ、割と待ち時間は気にならなかったように思います
尚、客席(カウンター席5名+4人掛けテーブル1卓)も充分なゆとりのある間隔でした
実は、この日は相方が日本酒が欲しいというので『七蔵』へ向かう道中、『凡の風』も同じ方向だと気付き立ち寄ったのです
日本酒を購入した後てくてく歩き、とある公園に辿り着くと雪に埋もれはしてもギリギリ座れるベンチを発見し
おっちゃんこ
(北海道の方言で座る事の意で、道外出身者だと可愛らしく感じる言葉)
そして、子供たちが遊ぶ姿を楽しく拝見させていただき、さぁ、出発!と、雪山をチラッと見るとカラフルに染まっていました
ソリ遊びをしていたからソリの塗料!?それとも…
この日は何だかんだで12kmほど雪道を歩き、良い運動になったのか!?
晩酌のビールが格別に美味な札幌の夜になりました!
凡の風 杉むら中華そば店 メニュー
良き酒の肴になりそうなチャーシューは、次回購入してみたいです!
お土産ラーメン
これこれ、取寄せた凡の風のラーメン!現在も販売中
2019年8月のはなしなので現在は中身が変わっているかもしれませんが、パッケージは同じ
お店で食べた細麺ストレートではなく、取寄せ品は札幌麺でした
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透き通った黄金色のスープはしっかりと出汁を感じられ、油膜はあれどあっさり系でシンプルイズベストな一杯