斬新で初耳な “まぐろ豚骨ラーメン” を提供するラーメン店を目指し、平岸へ向かったのは良いのですが
隣の店の “摩周そば” の幟に目移りしてしまい
まぐろ豚骨ラーメンから心変わりしてしまった数ヵ月前
麺処 蓮海(はすみ) 平岸店
今回こそは浮気せずにと、一目散に暖簾をくぐりました
麺処 蓮海 メニュー
入店後、まずは数段の階段を降りた所に設置されていた券売機で食券を購入
これこれ!お目当ての“まぐろ豚骨ラーメン”。アラで仕込んだ自家製魚醤も使用されているのですね
店内
昼はラーメン店・夜は鮨ダイニングと二毛作店らしい雰囲気のする店内は、掘り炬燵席もあり
テーブル席も1卓あり迷ったのですがカウンター席に陣取ると、ラーメンを食べに来たはずも焼酎ボトルがずらりと並ぶ景観
一風変わったネーミングの大分・老松酒造の麦焼酎『おこげ』は、原料の麦を煎じて焦がす“煎焦仕込み”という独特な技法で造られるそうで、香ばしいビター系の麦の香味が口の中に広がる大人な味わい
眺めていると一杯飲みたい気分になりました
まぐろ豚骨醤油ラーメン ¥800
さて、割と早くに着丼したお目立ての一杯
想像よりも背脂たっぷりで、蓮根チップスのトッピングがキュート
多めに浮いた背脂が気になるのかと思いきや意外とそうではなく、魚の出汁を感じつつも豚骨の主張もあるまろやかなスープ
麺はさがみ屋製麺で、歯応えのある固めの茹で加減
シャキシャキっと軽快な食感のメンマとキャベツが、こってり背脂に良いアクセント
厚みがそこそこあるチャーシューは、着丼時は冷たく固そうに見えましたがスープに漬け最後の方に食すと、肉肉しさも感じられつつも柔らか
そして、スープがこってりだけに薄味仕上げでバランスが良いように感じました
まぐろ豚骨ピリ辛味噌ラーメン ¥850
さて、相方は辛味噌をチョイス
醤油よりも背脂が更に増したようなビジュアルなのですが、トッピングのチャーシューや野菜は同じ
そして、麺も醤油と同じ麺で食べ応えがあるのですが…
来札後に知ったのですが、道外で食する札幌ラーメンとは異なり札幌の札幌味噌ラーメンのスープは甘みも特徴の一つで甘みの目立つ店も多い様に思いますが、ここまで甘さの主張が強いのは珍しく
はっきり好みが分かれそうな味!
相方はスープを飲み干す事もある程ラーメンのスープを好むのですが、この日は箸を置くのが早くスープは殆ど飲んでいない様子
食べてる最中に”なるほど”と、一言だけ聞こえたのですが…
“甘ったるさに気を取られマグロの風味は一瞬ほのかに感じたものの、味噌とはあまりいい組み合わせとは思えず、口の周りがベタつくのも気になった。つけ麺のスープならアリなのかもしれないが…” by相方談
いやはや、ラーメンというのは好みが千差万別
そうそう、着席後、すぐにサーブされたお冷のグラスは何とキリン一番搾り!二毛作店らしさがあちこちに感じられました
カウンター席に飛沫防止パーテーション等の設置は無いですが席間隔にゆとりがあり、そして、少し窓を開け換気にも気を使われている様に感じました
元気いっぱいな挨拶と丁寧な接客も印象的
実は相方は、その前に訪れたラーメン店でも味のチョイスを外し好みでは無かったようで、2軒連続フラレてしまうという
ラーメンの味の好みは、本当に人それぞれですからね。次回は好みの店に当たりますように
さて、『蓮海』から割と近く、札幌で今一番人気といっても過言ではない札幌ラーメン店『麺屋 彩未』がある美園方面へ歩くと
いつもと風景が違う!
何度か店前を通りかかった際は、この辺りまで2重3重になって並びができていたのですが、こんな日もあるんですね!
時計をチェックするとお昼を30分ほど回った所。もしも、次回訪れた際もこの風景なら暖簾をくぐってみたいと思います