電車通りの老舗蕎麦屋『まる吉』でランチの後、徒歩でテクテク10分ほど
末広町の『函館まちづくりセンター』で教えて頂いた函館の魚屋さんガイドマップに“函館市民の台所”と掲載されていた
興味深い商店街へ
中島廉売のはじまり
始まりは昭和9年3月。当時の函館市街地の3分の1を焼き尽くした大火の後、被害のなかったこの地に数百件の露店が並んだのがはじまりとされています。全体的に昭和の雰囲気を色濃く残しており、スーパーでの買い物に慣れた世代にとっては、逆に新鮮な体験ができるかもしれません。
商店街ではなく廉売という名称がユニーク!
中島廉売区域内に“仲通り商店街”と付く場所もあり
1番のお目当ては鮮魚店の密集している魚屋通り
東南アジアの市場みたいな雰囲気を少し感じ、ワクワク
ベトナム滞在では、市場での買い物の方が主流
それはさておき、魚屋通りをぶらりと歩くと優しそうな女性店主の店が目に留まりました
たくさん魚屋が並ぶ中で、ここだ!と感じる物があり
刺身の冊もあるしお魚を覗いてみる事に
女性店主はパッと見の雰囲気通り物腰柔らかな口調で、訊ねやすく買いやすい!
そして、どの魚も鮮度が良いのが素人目にも分かるピチピチさ!
今回は初めての利用という事もあり2点のみの購入
それにしてもスーパーより断然お財布に優しい価格。しかも捌いた店主の顔が見え安心感もあります
さて、続いては何があるかな!?と、ワクワクしながらぶらぶら歩くと
“飲み処”が消えてしまっている『喰い処かめや』にロックオン
味のある佇まいにキュンときます
更に歩くと、今度は大の豆腐好きの相方の足が止まった店
看板の文字からも歴史が伝わり、この地で長年愛されている店だろうというのが分かります
手造りされてる様子が伺えるのもポイント高し!
豆腐屋で購入後、亀田川方面へ歩くと
果物屋さんに美味しそうな真っ赤で綺麗なりんご(七飯町産レッドゴールド)が4個200円で並び買おうと思ったら”それは歯が無い人用だから”と
それから5分ほど店主は売りたいのかそうでないのか分からないユーモアのあるトークが続き
私が”頂きます”というとズッコケてました
あー楽しかった。中島廉売!!
そして、この夜の晩酌タイムは中島廉売フルコース
スーパーの刺身に戻れないピッチピチの平目の刺身が堪らない美味しさで『秋本鮮魚店』の魚の味は間違いないと確信!!
近ければ毎日通いたいくらいです
堂守豆腐店の寄せどうふは、沖縄のゆし豆腐風にしていただきました
塩分をほんのり感じるのがゆし豆腐の特徴なのをヒントに今回作ったのは
・水(350cc)・出汁昆布・日本酒(50cc)・塩(小さじ1/2)を入れ火にかけ沸騰直前で出汁昆布を抜き寄せ豆腐と加え温め
出汁昆布と鰹節トッピングで完成。塩味は好みで調整しつつ食しました
卯の花は手造り感は勿論の事、オリジナリティを感じる味!
甘さが強く好みは分かれるかもしれませんが、北海道は甘い茶碗蒸しというのが存在するので甘い味付けが好み!?
なにはともあれ、函館滞在での醍醐味にも感じられるおうち晩酌タイムになりました
ごちそうさま