老舗店を数多く見かけるペナン・ジョージタウンの旧市街エリア
その歴史ある街並みに溶け込むように、昔からよく見かけてはいたものの素通りしてきたお店がいくつかあり
今回利用したのも、そんな1軒
ペナン:ビブグルマンの飲茶
桃園茶樓
Instagram:@thoyuen
ペナン島(ジョージタウン)旅行記の食べ歩き地図の152番参照
アクセス:Lebuh Campbell(キャンベル通り)とLebuh Cintra(シントラ通り)が交差する角から、ほんの少し東へ入ったところ
この日は突然のスコール
軒先がある店頭でミシュランマークが目に留まり「あれ、ここってそんなに有名店なの!?」と、誘われるようにふらりと中へ
この茶樓の歴史は80年にわたりますが、内装や食器はほとんど変わっていません。
ニワトリの絵が描かれたティーセットを見ると、いつもなんだかほっとします。
中国茶
メニュー表をゆっくり眺めていたら、老舗の貫禄をまとったベテランスタッフがスッと現れ、お茶のページを指さして「どれ?」とひと言
とにもかくにも、飲茶店ではまずお茶を決めるのがいちばんスマート
点心2品
こんな感じでテーブルの近くに点心を持ってきてくれます
好みのものを選ぶ → その場でサーブ → 伝票にチェックという流れ
魚のすり身を揚げてから軽く蒸したような点心
ぷるっとした弾力が心地よく、蒸しと揚げのいいとこ取りのような一品
蟹の風味がしっかり感じられる、ふわっとジューシーな焼売
肉の旨みに負けない蟹の存在感があり、思わずもう一籠オーダーしたくなるほど後を引く美味しさ
卓調は、醤油の他チリソースがスタンバイ
麺料理
中央の麺料理をチョイス
卵あんかけで仕上げた2種麺ミックス炒め
滑らかな卵の餡と程よい味付けが、老舗店ならではの安定感ある味わいを生み出しています
麺は極幅広の米麺と極細のビーフンで、まったく異なる食感が一皿の上で調和していたのが印象的
デザート点心
よくある丸型のエッグタルトとは異なり上品な甘さと滑らかな口当たりが際立ち、楕円形のフォルムも印象的
ちょこんとピンクの印があるふっくらした皮は僅かに生成りがかった色で、見た目からして優しい雰囲気
そしてトロリと香ばしい黒ごま餡が程良い甘さで、しみじみと美味しい逸品
店内の様子
老舗らしさ漂うレトロな雰囲気をベースに
モダンな要素も垣間見える天井の高い店内
利用したのは中途半端な時間帯でしたが、満席の大盛況
客層はほぼローカルの方に見受けられました
また、縦に長くコンパクトな造りとワゴンサービスも印象的
そうそう、壁際にはボックス席も完備
ただし、この日はスコールによる雨漏りで残念ながら利用不可でした
利用した感想
周辺の様子
この日は猫カフェがお目当でジョージタウンへ
その前に散策とブランチをとぶらり徘徊
「ここは変わらないけど、あそこは少し変わったよね」
なんて言いながら歩いていると
どこかのお店の看板猫ちゃんに遭遇し、ほっこりしたのも束の間
この後どんどん雲行きが怪しくなり、雨宿りが必要になるくらいの大きなスコールに!
こんな天候に見舞われたのは、今月に入ってからはまだこの日だけのペナン島