【高松・観光】風光明媚な名勝の茶屋で、お抹茶と栗饅頭!”栗林公園”② 掬月亭編

栗林公園①

蒸し暑く梅雨らしい空が続いた今年6月の高松のある日 昼食に『めんや七福』でうどんを啜り店を出ると、ぼんやりとした薄曇りの中に青空が覗き ...

気紛れで訪れた高松の観光名所『栗林公園』は想像以上に目の保養になる風景が多いのですが、敷地が広大過ぎてそろそろ休憩したいと思っていたところで

掬月亭(きくげつてい)

入亭料

お抹茶:大人¥700/ 小人¥500

お煎茶:大人¥500/ 小人¥400

どちらもお菓子付きで、暑い時期は冷たいバージョンもOK

蒸し暑さと歩き疲れでヘトヘト状態だった時に、着物姿の女性スタッフから”中は涼しいですよ、一休みなさいませんか?”という柔らかい声に誘われる様に入亭

※コイントレイの鬼は、香川県の観光推進マスコットキャラ”親切な青鬼くん”

眺めが素晴らしいのは勿論の事、スタッフからの案内通り天然の風が舞い込み亭内は本当に涼しい!

そして、この掬月亭は江戸時代に建てられたという趣も感じられる数奇屋造り!

ここでの休憩は、栗林公園での醍醐味だと思えるほど

極楽、極楽、と思いながら涼んでいる所へ、着物姿の品のある女性スタッフからのお茶のサーブ!

お抹茶セット ¥700

オーダー時は暑さに火照っており、ついつい冷たいお抹茶を選択してしまったのですが、亭内は涼しく一瞬でクールダウンでき

通常のお抹茶の方がベターだったかも!?

献上栗 (御菓子司 陣屋)

栗林公園だけあり、お菓子は栗入り!讃岐名産の和三盆糖を使用されているそうで、品のある甘味

献上栗について

江戸時代、高松藩は栗林荘でとれた栗を将軍家に献上していた伝統を守る思いを込めて、一つ一つ手包みで仕上げた栗饅頭です。

引用:栗林庵

お煎茶セット ¥500

相方も冷たいお煎茶でオーダー

栗林のくり (御菓子処 湊屋)

お煎茶のお菓子もやはり栗を使用されたお饅頭で、“献上栗”は丸ごとの栗でしたが“栗林のくり”は白餡に混ざっている細かな栗

どちらのお茶も御菓子も掬月亭とマッチする純和風で美味しくいただきました

さて、英気を養った後は、掬月亭の内部を観覧

廊下を歩き、その先に見えた光景は絶賛したくなる

“素晴らしい!” の一言

そして、南湖が臨めるこのお部屋へ一歩足を踏み入れた瞬間

息を呑むほどの美しさに感嘆!!

湖面に映る青空や雲、庭園の木々

これこそ、風光明媚という景色ではなかろうかという圧巻の光景

歴代の高松藩主が“大茶屋”と呼び、こよなく愛したというのが分かるほどの見事な景色

入亭してすぐに、栗林公園の醍醐味は”掬月亭”だと感じた直感は当たっており

この茶屋での休憩は価値のある時間に感じられました

そうそう、掬月亭に置かれていた模型

何と、“お菓子”でできているんですって!

細部にまで小技が効いた所も素晴らしかったです

さて、相方共々に大絶賛した『掬月亭』を後に、正面に見えた水辺に近付くと黄金の鯉を発見!

色とりどりな鯉たちは綺麗ではあるのですが、エサ欲しさに口をパクパクさせる姿が少々怖い…

ビビりながら石を渡り

涵翠池(かんすいち)

掬月亭を臨める位置に辿り着き、池を眺めると亀が泳いでいる!と思ったのですが、相方から”これはスッポンだね”とのお知らせ

え!?こんな所に鼈(すっぽん)!?

後に調べるとやはりスッポン。事前情報を持たない気紛れの訪問だった事が功を奏でた驚きの遭遇でした

ヤブカンゾウ (薮萱草)

さて、次へ進むと、思わず足を止めたくなるほどの可憐なオレンジの花が咲き誇り

そして、再び“日暮亭”に遭遇

ほぼ園内を周ったらしく、そろそろ栗林公園散策も終わりに近づいてきました

それにしても、看板の上までもが見事な茅葺で感服

立派な松も目の保養になりました

奉公さん (高松張子)

商店街の中で見つけた謎すぎるシャッターの絵がこちら。。。 なんか怖いんですけど(笑) 時折、似た人形をみかけて、あれ?あのシャッ...

最後に立ち寄った“商工奨励館”ではジャンボサイズの「奉公さん」に遭遇でき、珍品好きの相方の目が栗林公園の散策の中で1番輝いていました