北海道立函館美術館・五稜郭タワーの直ぐ近く。目立たない裏通りにラーメンの幟が揺れ、寒かったこの日は余計に誘われたこちらのお店
ゴッホ丼にゴーギャン!?
珍しい物好きの相方が興味を示す邪道なメニューの文字
キッチン中華 あじたか メニュー
実食
他の中華料理屋とは一線を画すのはメニューだけではなくお冷グラス然り

まず登場したのは添書きの“もっちり、ジューシー!自家製”に惹かれオーダーした餃子
サーブを待つ間ににんにく不使用と知りパンチが弱いかな?と思ったのですが、食べてビックリ!もっちりの皮と肉汁ジュワーの旨味たっぷり!!
想像の斜め上を行く味に大満足

餃子のタレに使用した自家製だろうラー油の味も◎

相方とシェアした餃子を食べ終える頃に“濃い色ですが円やかな味です”と、一言案内があり着丼した私のオーダーのしょうゆラーメン
案内通り、角のない醤油味は確かに円やかで旨味たっぷり
昔懐かしいという言葉がぴったりのしみじみ幸せを感じる味わいで何度もレンゲで掬ってスープの味を楽しんだ後
ツルンとした麺肌の中太麺を啜ると最高に美味!
噛めば噛むほど味わい深いチャーシューも◎
その他、スープを吸ったお麩や食感の良いメンマ等も良いアクセント
毎日食べても飽きないだろうシンプルな一杯は、どこか品も感じる味で満足度高し
相方セレクト
エキセントリックで奇抜なイメージがあるピカソだけにどんな丼顔かと思えば、割と普通!?とも思えますが
昔ながらの澄んだ函館塩ラーメンがベースだと考えると白濁したスープや人参等の色合いがピカソらしさを醸し出す!?
添書き通りじっくり煮込まれた厚みのある角煮は、エキゾチックな中国スパイスの様な香りを纏いスッと嚙み切れるほどの柔らかさ
そしてカットに芸術性がある超半熟味玉などから、画家シリーズと名付けらた由縁が分からなくもない一杯
ただ相方の感想からすると、初訪はシンプルな塩ラーメンor正油ラーメンの方がベターとの事
店内の様子 & 感想
一般的なラーメン屋や中華屋の店内とは趣の異なるオリジナリティ溢れる空間にBGMはオールディーズ
目を引く色の生花やセンスの良いテーブルランプ等のインテリアも小洒落たアイテム
席数は・カウンター5席・4名掛けテーブル席×1卓・2名掛けテーブル席×2卓。常連さんも多く常に満席状態で人気店に感じました
丁寧な接客で一見でも居心地が良かったのも印象的
そうそう、会計時に出口製麺の麺箱が見え、帰宅後に調べてみると函館では有名な製麺所の様で啜り心地抜群だったのも納得
他にも試してみたいメニューが多く並び、五稜郭近辺へ出掛けた際には再訪したい一軒
ごちそうさま
周辺の様子
実はこの日、レアと感じたスープカレーせいろもメニューに並ぶ蕎麦屋が目当てで五稜郭近辺へ訪れたのですが、生憎暖簾がかかっておらず
まいっかで『あじさい』本店へ向かう途中で『あじたか』に遭遇
結果的に美味しいランチになり、震え上がる程に極寒の中を出かけた甲斐がありました