せっかく尾道(広島県)へ訪れたならば、中国地方で最もメジャーなご当地ラーメンとして名高い“尾道ラーメン”は外せませんよね!

営業時間/ 11:00-22:00(L.O. 21:30)
定休日/ 月曜日

宿泊先から近く訪れてみた尾道ラーメンの店は、焼肉屋と二足の草鞋を履く邪道とも思える店で味が気掛かりでしたが
この日は朝から生憎の土砂降りの天候で距離重視での店選び

木をふんだんに使った店内は、ラーメン屋の雰囲気は皆無で正に焼肉屋!
ロースター付きのゆとりのあるテーブル席の1卓に、ラーメンのみのオーダーですが案内して頂きました

待つこと数分で着丼した1杯は、大判チャーシューと大きめカットのぷるふる背脂が印象的

“ラーメンに入れてお召し上がりください。”と添書きがあった鰹節は
尾道の老舗鰹節屋『まるじょう』製

最初から入れるかそれとも途中か迷いましたが、最初から投入!!

まずは、スープから
熱々の澄んだスープですがどちらかというとこってり寄りで、風味が良く円やかな醤油との相性抜群
個人的に尾道ラーメンのスープのイメージは、瀬戸内の小魚が隠し味という印象を持っていましたが、こちらのスープには魚介感はほぼ感じられず
なのですが、鰹節がイイ仕事しています!

茹で加減抜群の“尾道・井上製麺所”の平打ストレート細麺は、歯切れも良く啜り心地最高!

そして、たっぷりトッピングされたインパクトのある大きめカットの背脂はスープに深みや旨味を与える優れた存在
脂が苦手で手を付けず留め置こうかと思いましたが、少し食べてみると天かすみたいな味に感じ、何度もレンゲで掬ってしまうほど美味

大判のあっさりモモ肉のチャーシューはというと、薄切りでくるりと中に背脂を巻いて食しても◎
正直、期待せずの利用でしたが、全体的にバランスよくまとまった一杯で予想以上の味に大満足

サイズだけではなく深さもあるビックサイズの茶碗に盛られたじゃこめしは、ちりめんじゃこがたっぷりで食べ応えあり!

店内もですが、側面の外観からもラーメン屋感は皆無の『牛ちゃん』※ここからは別の日に撮影

尾道観光の中心地の海岸通りに位置し

隣は向島への渡る尾道渡船フェリー乗り場

坂の上にある猫の細道にも近く、初めて尾道を訪れた観光客でも見つけやすい立地

晴れていればこの眺めで、ラーメンを食べた後にボーっと眺めるのも良いですよね!

昭和の香りが漂う商店街も近く

のんびりした時間が町全体に流れている気がしました

2泊3日と短い尾道滞在ではあったのですが、晴天と土砂降りと両極端な天候で

本当はもっとあちこちを観光したかったのですが、移動続きの疲れで思うように動けず心残りの中の尾道出発となってしまいました
機会を見つけ、魅力的な坂のある街を再訪し
もっと探訪してみたいですね

尾道ラーメン(¥650)を筆頭に、からあげ定食(¥950)なども揃います

しっかりみると“尾道中華うどん(¥650)”という斬新なメニューに気付き、なかなかユニークなメニュー構成に感じました
尚、焼肉メニューは単品オーダーに加え、¥2,850(飲み放題付き¥4,500)~のコースもあり


昨年12月にラーメン激戦区札幌にオープンした尾道ラーメン屋。味が良いのは勿論の事ですが、店主の心遣いも感じる気持ちの良い店


尾道へ到着時は晴天で、尾道観光で外せない“猫の細道”を満喫!!

