【那覇・松山】イラブーそば & 沖縄そば “琉球会席 月桃庵”

那覇 月桃庵 (琉球会席) 🇯🇵日本・沖縄の旅

那覇・松山をたまたま通りかかった時に、店頭のメニュー表が目に留りではあったのですが、思い切って入店!

「沖縄そば」と一言にいえど、種類や味わいは実に多彩

その中でも今回いただいた「イラブーそば」は、希少価値の高い1杯

那覇:琉球会席のお店の沖縄そば

月桃庵

Instagram@gettouann

沖縄 旅行記の地図409番

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アクセス:ゆいレール「美栄橋駅」から徒歩約9分

マックスバリュ松山店』からすぐ

イラブーとは

南城市の久高島で脈々と受け継がれる伝統のイラブー漁。琉球王朝時代から漁が行われ、「シンジムン」(滋養強壮)として王府へも献上された。

島ではイラブーを総称して「ンナギ」と呼び、島の祭祀(さいし)で供え物や「ンナギンシン」(イラブー汁)になる。

「ンナギ」は、エラブウミヘビ、マダラウミヘビ2種類。

出典:沖縄タイムス

店内に馴染むように、カウンター席上に吊るされている黒く細長いのが「イラブーの燻製」

説明を伺うまでは家宝の刀かな?と、勘違いしていました

丸まったタイプの「イラブーの燻製」は、少し蛇っぽさも感じられます

カットしたものを2日間コトコト煮込んだ後に細かい骨を取り除くなど、とにかく手間暇かかる工程を経て「イラブー汁」が完成すると伺いました

実食:イラブーそば

目でも楽しめるルックスで登場し、板長から直々におそばの説明を受けました

まずスープは、ヌチグスイ(命薬)とも呼ばれるイラブー汁入り

ふんわり漂う海の香りと味わいに、どこか北海道の「ごっこ汁」に相通じるものが!

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それはともかく、昆布で巻かれたのが「イラブー」

どこか魚に似ていて取っつきやすい味と食感

そして、合わさる細麺もこれまた啜り心地抜群

さらにもう1つのトッピング「てびち」が、今までに食べた中で最高峰!

ゼラチン質の部分だけではなく、お肉もたっぷり付いていて食べ応えも十分でした

実食:沖縄そばセット

もう一方は、定番の沖縄そばをセットでオーダー

視覚からも丁寧な仕事が伝わる1杯で、器も素敵

トッピングの三枚肉は厚みがあり

味付け・脂の抜け具合・皮のプチっとした食感と素晴らしい仕上がり

さらに雑穀ご飯も、この上なく美味しく感じました

そして、ジーマミー豆腐

こちらも、今までいただいた中でNo.1とも思える滑らかさと素材の良さが伝わるクオリティの高さでした

卓上調味料

那覇 月桃庵 (琉球会席)

紅ショウガ・コーレーグース・七味

お冷のグラスやタオルのおしぼりにも上質さが感じられ、そうした細部も満足感を高めてくれる要素のひとつ

店内の様子

シックでモダンな中にノスタルジックさも持ち合わせ

調度品の1つ1つにも気品を感じられる店内

利用させていただいた席は、個室

ゆったりと落ち着いて食事がいただける空間でした

利用した感想

相方談
個室でいただく沖縄そば!中心部によくある狭い店内とは正反対のゆったり感。靴を脱いで上がるのもポイントでしょうか。昆布ダシがしっかり効いた味が印象的な、満足度の高い沖縄そばでした。

総合
全てに品があり、さすが琉球会席のお店だと感じるワンランク上の味わい。夜の琉球会席も試してみたくなりました

月桃庵 ランチメニュー

イラブーが高騰しているそうで、このまま上がり続ければ提供できなくなる可能性もあると伺いました

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